第22話
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は悟空が19号に押され始める。
19号のパワーとスピードはかめはめ波を吸収したことで向上し、反撃しても逆に手痛い攻撃で返されて空中から叩き落とされてしまう。
「この…!」
「撃つな悟空っ!」
何とか急制動をかけて地面への激突を避け、再びかめはめ波を放とうとしてピッコロに止められる。
「くっ!ちっ…畜生…!」
「もしかしてお父さん…今、心臓病が発症したんじゃないの!?お父さん…症状が出なかったから今まで薬飲んでなかったし…」
胸を掴んで耐えるような悟空の姿に悟林は心臓病が発症してしまったのではないかと予想する。
「心臓病だと!?あの時、未来から来た奴の言っていたウイルス性の心臓病か!?」
「多分!今まで症状が出なかったのは、本当はフリーザ達は私とお父さんが倒すはずだったんだ。フリーザ達と闘わないで済んだおかげで心臓病の発症が遅れちゃったんだよ!」
もしトランクスが介入しなければ恐らく悟空の心臓病の発症は歴史通りとなっていただろう。
「お父さん!私と交代して!お父さんは家に戻って薬を!」
19号との闘いに入ろうとする悟林に20号が立ちはだかる。
「ここから先へは行かせんぞ。病気とは好都合だ、奴を苦しませながら息の根を止めてやろう」
「退いてよお爺さん。私はお年寄りを殴ったり蹴ったりする趣味はないんだよね」
「ならば父親が苦しみ抜いて死ぬ姿を黙って見ているがいい…」
「ふうん…あんまり調子に乗るなポンコツ!!」
「っ!!」
怒りのまま超化して超サイヤ人となると、20号を蹴り飛ばして岩山に叩き付け、19号も同様に蹴り飛ばして岩に埋めた。
「お父さん!しっかりして!ここは私が何とかするからみんなはお父さんを家に!!」
悟空をピッコロに投げ渡し、悟林は体に気を入れて充実させる。
「お姉ちゃん!でも…未来じゃ…未来じゃお姉ちゃんは!せめて僕も一緒に…」
「我が儘言うな悟飯!私を困らせるんじゃないの!」
「まさか貴様まで孫悟空と同じ変化をするとはな。だが、私と19号から逃れられると思っているのか?諦めろ、どれだけ足掻こうが貴様らに残されているのは絶望だけだ」
「どうかな?そうとは限らないぞ」
離れた場所から聞こえた声に振り返るとベジータが腕を組んだ姿でこちらを見下ろしていた。
姿を現したベジータにこの場にいる誰もが驚いた。
悟林の隣に降り立つと、人造人間達を睨みながら言い放つ。
「こいつら親子は俺の獲物だ。てめえらガラクタ人形の出る幕じゃねえ」
「遅れて来たのに相変わらずな態度だね…お父さん、心臓病になっちゃった」
「俺は全て見ていた。カカロットの馬鹿は自分の体の異変に気付きながらも超サイヤ人にな
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