第22話
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反応した悟林が尋ねるとヤムチャが説明してくれた。
「奴らに顔を掴まれた時、何か…何もしていないのに気をどんどん吸い取られていったんだ…」
「お父さんの不調の原因はそれ…いや、闘いが始まる前から様子がおかしかった…」
「お、お姉ちゃん…何かお父さん…変じゃないかな?」
「悟飯もやっぱりそう思う?」
「やはりお前達もそう感じるか、孫悟空は何故か勝負を焦っている…既に全力に近い飛ばし方だ…それなのにあの様は何だ…」
「な…何を言ってるんだお前達は…圧倒的に悟空が押しているんだぞ…!」
双子とピッコロの言葉に天津飯は驚くが、超サイヤ人となった悟空の実力はあんな程度ではない。
「うーん、今のお父さんの力は私達との修行で見せてくれたフルパワーの半分以下だね。流石に地球に帰ってきた時よりは強いけれど」
「半分以下だと…!?あれでか…!?」
悟林の言葉に天津飯だけでなくヤムチャ達まで驚愕する。
次の瞬間、19号は悟空の蹴りによって蹴り落とされ、地面に叩きつけられた。
しかし、叩きつけられた19号は何事もなかったように起き上がった。
「見…見ろよ…あれだけやられながらケロッとしてやがるぜ…」
「人造人間だ。痛みも疲れもないんだろうぜ…」
悟林が上空にいる悟空を見ると、悟空は既に息切れを起こしている。
いくら全力で飛ばしてもあれくらいならばまだまだ余裕なはずの父の悟空がだ。
「だーーーっ!!」
このままでは埒が明かないと考えたのか、かめはめ波を放つ悟空。
「しめた!」
「ひゃは!」
かめはめ波を放ったことに20号と19号が笑みを浮かべ、19号が右手を翳すとかめはめ波を吸収した。
「かめはめ波が!?」
「きゅ…吸収した…!」
悟林と天津飯達がかめはめ波を吸収されたことに目を見開く。
「や…やっぱりそうだ!奴ら手から…!」
「孫っ!気功波の類いは撃つなーっ!こいつら気を吸い取るらしいぞ!手からだ!掴まれてもまずい!良いかーっ!!」
「き…気を吸い取る…?じょ…冗談じゃねえぜ…」
ピッコロが叫ぶとかめはめ波を撃ったことで更に疲労した悟空が引き攣った笑みを浮かべる。
「やっぱりお父さん様子がおかしいよ…」
「た、確かに…かなり辛そうだ。もうそんなに気を奪われちまったのか!?」
「いや…直接は一度も吸い取られていないはずだ…」
悟林の言葉にヤムチャが同意するが、ピッコロは吸収されたのはかめはめ波くらいで他は一度も吸収されていないはずだと言う。
「「はっ!!」」
そこで双子は違和感の正体に気付き始めたが、敵は待ってはくれずに悟空に向かっていった。
そして始まった第2ラウンドだが、今度
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