第22話
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抗議しようとしたが、超化してヤムチャを冷たく見据える悟林にヤムチャは冷や汗を流した。
「トランクス君を悪く言わないでよおじさん」
「おじさ…!?お、俺はその子には何も言ってな…!」
「問答無用。人造人間の前に殴り潰してやる」
胸倉を掴んで拳に気を集中させてヤムチャを殴り潰そうとする悟林。
「ま、待て落ち着け!落ち着いて話し合おう!超サイヤ人の悟林ちゃんに殴られたら死んじまう!」
「トランクスのこと本当に気に入ったんだなー」
「いや、ヤムチャさんが言ってたのは未来から来た奴だろ?何でそれで悟林ちゃんはあんなに怒るんだ?」
悟空とクリリンの会話の直後にヤジロベーの乗っていた飛行機が爆発した。
「ヤジロベーさんの飛行機が!?」
悟林が爆発したヤジロベーの飛行機を見つめながら叫び、ピッコロが近くの人影を発見した。
「見ろ!何かいるぞ!あれが攻撃したんだ!」
飛行機の爆発地点からほんの少し上空に明らかに飛んでいるとしか思えない人物が2人いる。
遠い上に爆発の煙が邪魔をしていたため姿が見えず、2人はそのまま下の町に降りた。
「見えたか!?」
クリリンに問われ、悟林は首を横に振り、悟空も同じように首を振った。
「い、いや、どんな奴か分からなかった……!ど…どういう事だ……。ま…まるで気を感じなかったぞ…」
町を見下ろしてみても、高い山の上からじゃどこに降りたのか分からない。
すぐに見失ってしまい、悟空の言うとおり、2人からは気などなかった。
もしあれば、ヤジロベーの飛行機が爆発する前に分かったはずなのに。
「じ、人造人間だからだ……き…気なんてないんだ…」
「な…何だと…!」
「人造人間はどこに降りたんだろう?」
「気を感じないのであれば直接目で探すしかあるまい…!」
悟林の言葉にピッコロが答える。
当たり前の事だが、気を感じ取れないのであれば、直接肉眼で確認するしかない。
「よし。みんな散って探そう!ただし深追いはするな。発見したらすぐみんなに知らせるんだ!悟飯はヤジロベーを見てやってくれ。まだ生きてるはずだ!」
「はいっ!」
「行くぞ!」
ピッコロの言葉を合図にそれぞれが散る。
悟林も例に漏れず、町中を探し出した。
人造人間との闘いが幕を開けた。
急いでいたため、周りの人がどう思うかを完全に失念していたが、幸いにも悟林が降りた付近は人がいなかった。
走って大きな通りに面した道に出るが、普通に歩く人々ばかりで、怪し気な空気を発している者はいない。
いくつか人の集まっている場所を見てみる。
「……そもそも人造人間の顔を知らないんだから、探そうったって…探しよう
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