第22話
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何なら俺がやっても良いんだぞ?」
「ベジータさん、自分だけ良い思いしようなんて駄目だからね」
片腕を振り回しながら20号を破壊しようと歩み寄る悟林だが、目からビームが放たれ、それをかわした隙を突かれて逃げられてしまう。
「しまった!!」
悟林が逃走した20号を追い掛けるが見失ってしまい、周囲を見渡しても岩ばかりだ。
近くにベジータの気を感じる。
仙豆を食べたのか気が全快している。
「よーし、こうなったら周囲を吹き飛ばしてやる」
邪魔な岩を吹き飛ばそうと、両手から魔閃光を放ちながら回転し、周囲の岩を吹き飛ばしていく。
途中で違和感を感じて攻撃を中断すると20号が両手を前に出していた。
「げっ!しまった!」
「ふははっ…エネルギーは貰ったぞ!」
「こんの…!」
「ご、悟林ちゃん…」
クリリンの声に振り返ると鼻血を流したクリリンが仰向けになって倒れていた。
「クリリンさん!?どうしたの!?」
「ベジータならともかく…ご、悟林ちゃんがあんな強引な方法を使うとは思わなくってさぁ…」
「あ、吹き飛ばした岩がぶつかっちゃったんだね…ごめんクリリンさん、まさかクリリンさんが近くにいるとは思わなくて…」
「ま、まあ…俺も避けるの遅れたからな…」
「と言うかクリリンさん、鼻がないのに鼻血出るんだね…あ!?逃げられちゃった…」
鼻がないのに鼻血が出ると言う矛盾しているクリリンの姿に疑問を抱きながら20号に逃げられたことに気付く。
「ご、ごめんな…足引っ張っちゃって…」
3年間、必死に修行したと言うのに役に立つどころ足を引っ張ってしまっていることはかなりクリリンにとってきついことだった。
「そんなことないよ、クリリンさんがいてくれて心強いと思ってんだからさ…まだ遠くへ離れてないはずだよ。探そう」
落ち込むクリリンを元気付けながら悟林は20号を探すのであった。
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