暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
第22話
[13/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
そいつは血か?オイルか?」

鼻から垂れる液体に無駄に良く出来ていることにベジータは笑った。

19号が目からビームを放つがベジータがかわして組んだ拳を脳天に叩き込んで地面に叩き付けた、あまりの威力にクレーターが出来る。

「ば、馬鹿な…!ベジータと孫悟林がここまで…!」

「私達を見くびり過ぎたのがお前達の敗因だよ」

気合砲で20号を吹き飛ばす。

流石にこれは吸収出来ないようだ。

ベジータが19号の前に降り立つと、19号は起き上がってベジータの両腕を掴んだ。

「ふほほほほ!捕まえた!貴様のエネルギーを吸い尽くすまで放さないぞ!蹴っても無駄だぞ。絶対に放さない!」

「絶対に…だな?」

不敵な笑みを浮かべるベジータ。

向こうで悟林が20号を蹴り飛ばし、そして真上を取るのと同時に地面に蹴り落とした。

「う…ぐぐぐ…」

「私も全然本気出してないんだけど…人造人間ってこの程度なのかな?それとも私達が強くなりすぎちゃったのか…」

「お、己…孫悟林がここまで…」

何かが折れるような音が聞こえて振り返るとベジータが19号の両手をもぎ取っていた。

「なるほど、手のひらのここから吸い取るわけか…結構吸い取られちまったが、これでもうそいつも出来なくなっちまったな…」

手のひらに埋め込まれたレンズを見つめながらベジータが呟き、両手を捨てた。

「ひ…」

「恐怖を感じるのか、人形野郎でも…」

怯える19号に笑みを強めるベジータに19号は逃走する。

ベジータは舞空術で上昇し、片手を逃走する19号に向けた。

「くっ…己…!」

「おっと、邪魔はさせないよ」

ベジータに飛び掛かろうとする20号の前に悟林が立ちはだかり、そしてベジータが気を解放して手のひらに高密度の気弾を作り出す。

「喰らえ!こいつが超ベジータのビッグバンアタックだ!!」

放たれた気弾は凄まじいスピードで19号に迫り、そのまま直撃した。

直撃を受けた19号は頭部だけ残して転がる。

人工頭脳も破損しているため、完全に機能停止している。

「…確かに計算違いだったようだ…だが、相変わらず貴様らの勝利する可能性は全くないぞ…!」

「へっ!」

ベジータは着地すると超化を解いて通常の状態に戻る。

「さて、私もそろそろ決着をつけるかな…」

「ぬう…!」

「さっき俺達の勝利する可能性は全くないとほざいていたが…悟林にさえ勝てんようではとてもそうは思えんがどういう意味だ?」

「ふふ…貴様らがいくら想像以上に強くても…その程度では人造人間には絶対に勝てんと言うことだ…」

「ふん…やっぱり単なる負け惜しみだったか…悟林、さっさと始末してしまえ。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ