第22話
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そいつは血か?オイルか?」
鼻から垂れる液体に無駄に良く出来ていることにベジータは笑った。
19号が目からビームを放つがベジータがかわして組んだ拳を脳天に叩き込んで地面に叩き付けた、あまりの威力にクレーターが出来る。
「ば、馬鹿な…!ベジータと孫悟林がここまで…!」
「私達を見くびり過ぎたのがお前達の敗因だよ」
気合砲で20号を吹き飛ばす。
流石にこれは吸収出来ないようだ。
ベジータが19号の前に降り立つと、19号は起き上がってベジータの両腕を掴んだ。
「ふほほほほ!捕まえた!貴様のエネルギーを吸い尽くすまで放さないぞ!蹴っても無駄だぞ。絶対に放さない!」
「絶対に…だな?」
不敵な笑みを浮かべるベジータ。
向こうで悟林が20号を蹴り飛ばし、そして真上を取るのと同時に地面に蹴り落とした。
「う…ぐぐぐ…」
「私も全然本気出してないんだけど…人造人間ってこの程度なのかな?それとも私達が強くなりすぎちゃったのか…」
「お、己…孫悟林がここまで…」
何かが折れるような音が聞こえて振り返るとベジータが19号の両手をもぎ取っていた。
「なるほど、手のひらのここから吸い取るわけか…結構吸い取られちまったが、これでもうそいつも出来なくなっちまったな…」
手のひらに埋め込まれたレンズを見つめながらベジータが呟き、両手を捨てた。
「ひ…」
「恐怖を感じるのか、人形野郎でも…」
怯える19号に笑みを強めるベジータに19号は逃走する。
ベジータは舞空術で上昇し、片手を逃走する19号に向けた。
「くっ…己…!」
「おっと、邪魔はさせないよ」
ベジータに飛び掛かろうとする20号の前に悟林が立ちはだかり、そしてベジータが気を解放して手のひらに高密度の気弾を作り出す。
「喰らえ!こいつが超ベジータのビッグバンアタックだ!!」
放たれた気弾は凄まじいスピードで19号に迫り、そのまま直撃した。
直撃を受けた19号は頭部だけ残して転がる。
人工頭脳も破損しているため、完全に機能停止している。
「…確かに計算違いだったようだ…だが、相変わらず貴様らの勝利する可能性は全くないぞ…!」
「へっ!」
ベジータは着地すると超化を解いて通常の状態に戻る。
「さて、私もそろそろ決着をつけるかな…」
「ぬう…!」
「さっき俺達の勝利する可能性は全くないとほざいていたが…悟林にさえ勝てんようではとてもそうは思えんがどういう意味だ?」
「ふふ…貴様らがいくら想像以上に強くても…その程度では人造人間には絶対に勝てんと言うことだ…」
「ふん…やっぱり単なる負け惜しみだったか…悟林、さっさと始末してしまえ。
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