第22話
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んも知ってるよ?」
クリリンが悟林に尋ねるが、隠すことでもないので即答し、ついでに悟空も知っていることを暴露した。
「で…でも超サイヤ人は、お…穏やかな心を持ってないとなれないんじゃ…」
「穏やかだったさ…穏やかで純粋だった…ただし、腑抜けているこいつら親子と違って純粋な悪だがな…ただひたすら強くなることを願った…そして凄まじい特訓を繰り返したさ…ある時俺は自分の限界に気付いた…自分への怒りで突然目覚めたんだ…超サイヤ人がな!俺は喜びに打ち震えたぜ…やっとこいつら親子を超え、サイヤ人の王子に戻る時が来たんだ…」
「悪いけど私は負けるつもりはないよ?お父さんだってそう、ベジータさんが私とお父さんを超えるって言うなら私もお父さんもベジータさんを超えてやる」
ベジータがどれだけ強くなろうと悟林も負けるつもりはないし、悟空もそうだろう。
負けても修行して必ず追い抜いてみせる。
「ほう、同じ超サイヤ人とは言え、下級戦士一族が超エリートに勝てると思うか?」
「やってみないと分からないよ?でもその前にこのガラクタ2人を解体しよっか!」
互いに好戦的な笑みを浮かべながら視線を2人の人造人間に戻した。
「戯言はそれぐらいにしておくんだな。何に変化したところで所詮は私達人造人間には敵うものではない。さっきの孫悟空のようにな…」
「ほほほ…ひゃーほほほ!!」
高笑いしながらベジータとの距離を殴りつけるものの、僅かに後退させた程度で終わる。
「カカロットのエネルギーを吸収してこれか…やはりこんな程度だろうな…」
「あーあ…知ーらない」
ベジータの気の昂りに気付いた悟林は20号との距離を詰めて腹に拳をめり込ませた。
「うぐっ!?」
そして怯んだところ連続で殴り付ける。
そんな悟林の横でベジータは笑みを深めた。
「言わなかったがな…超サイヤ人になると大猿程ではないが、凶暴性が増すんだ…軽い興奮状態になるんでな…俺はあいつら親子のように甘くはないぞ、痛みを感じなくてラッキーだったな」
次の瞬間、ベジータの蹴りが19号の腹にめり込み、横っ面に肘打ちを叩き込んで怯んだところを蹴り飛ばした。
「な…何…!?」
「どこを見ているガラクタ!!」
余所見をしている20号の横っ面に悟林の鉄拳が炸裂し、岩に叩き付けられた。
「どうした、てめえらガラクタ人形の計算が狂ったか?」
19号は起き上がるとベジータに突進するが、ベジータはそれを上体を反らしてかわし、両腕を支えにして上空に蹴り上げる。
上空に吹き飛ばした19号を追い掛けると、19号はエネルギーを奪い取ろうとするが、かわされて逆に顔面を殴られる。
「ぐ…!」
「良く出来てるじゃないか。
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