第22話
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まである。
「結構でけえ島だな」
「ああ、まずいぞ…わりと大きな町まであるじゃないか…」
「人造人間を他の場所に誘い出さないと島の人達が闘いの犠牲になってしまうかもしれませんよ…」
「そうだね、ここで暴れられたら私達も全力で闘えないからね…えーっと、他のみんなは…」
悟飯の呟きに悟林がそう返すと、周囲を見渡す。
「あの山の辺りにでかい気を感じるから、あそこにヤムチャさん達がいるかも」
「行こう!」
クリリンが山の方を見遣りながら言うと、このまま宙に浮いていても仕方がないので、とりあえず悟空の指示に従って仲間と合流するために気のある場所へと移動する。
「おーう!」
ヤムチャが大手を広げて呼び、そこには天津飯の姿とブルマの姿もあった。
「ブ、ブルマ…!?」
「待ってたぞ!お前達、ちょっと遅刻だ」
「やっほー!あらー、大きくなったわね、悟林ちゃんと悟飯君」
にこにこ笑うブルマに、悟空が呆れた。
「馬っ鹿だなー!おめえまで何だってここに来んだよ」
「見学に決まってんじゃない、大丈夫よ、人造人間を一目見たら帰るから」
……フリーザを見に来た辺りから、何だか物凄く度胸が上がったというか、強くなったというか。
「お…俺はそんなことよりブ…ブルマさんの抱えてる物体の方が驚いたけど…」
「結婚したんですね!ヤムチャさんと」
しかし振り向いて見ればヤムチャはムスッとしていて、実に不機嫌そうな顔だ。
不機嫌を隠そうともしない声で答える。
「…俺の子じゃねえの…とっくに別れたんだ俺達よ…誰の子か聞いたら驚くぞおめえら」
ヤムチャの言葉を聞いて悟林は確信した。
ブルマが抱いている子供はトランクスなのだと。
「お…おおー!トランクス君!トランクス君だ!お父さんのベジータさんに似て強そうな顔だね!貸して貸して!抱っこさせて!」
未来の弟子となるトランクスの姿を認識した悟林は凄い勢いでブルマに迫り、その勢いに引きながらもブルマはトランクスを悟林に渡した。
「な、何でそんなこと知ってんのよー!あたし驚かそうと思って誰にも連絡してないのに…」
「別にブルマさんがベジータさんとくっつくのは予想出来てたし、この凛々しい目付きを見てよ。ヤムチャさんに全然似てないじゃない。」
「な、何であたしとベジータがそうなるのが分かるのよ…?」
「私と会って話す度にベジータがベジータがベジータがって言ってればブルマさんがベジータさんのこと好きなの丸分かりだし、予想つくよ。あの時のブルマさんはほとんどベジータさんのことしか話に出してなかったからね…本当に隠したいならもっとベジータさんの話題を控えたら良かったのに…」
「あ、あらやだ。
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