人造人間編
第16話
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かなりショックを受けているヤムチャの言葉にピッコロがそう言うとベジータがとどめを刺した。
「はっきり言ってやろうか?これで地球は終わりだ」
「………終わりになんてさせないよ。はああ!!」
そんな絶望的な雰囲気に希望の光が差した。
悟林がほんの少しだけ超化すると、全員が驚愕する。
「お、お姉ちゃん?」
「そ、それ…超サイヤ人じゃないか…悟林ちゃん、いつの間に」
「お父さんの超サイヤ人を見てね、私も超サイヤ人になれるように修行したの。なるのに界王拳を使わないといけないのが恥ずかしいけど…1人だけなら何とかなると思う。でも2人を同時に相手にするのはきついからみんなが1人を抑えてくれれば何とかなると思うんだ」
ベジータからの視線がきついが、クリリン達はこれなら何とかなるんじゃないかと思い始めた。
「そ、そうか…悟林ちゃんが超サイヤ人になれたなら何とかなるかもしれないぞ!」
あのナメック星で見た超化した悟空に匹敵する気をクリリンは感じるのだ。
これなら生き残れるかもしれない。
悟林は深呼吸して前進した。
フリーザに殺されたために正直恐怖を感じるが、逃げるのは性に合わない。
途中でフリーザとは全く違う大きな気を感知し、悟林は歩くのを止めて飛び立った。
そこには斬り捨てられたフリーザの部下達と、紫色の髪の青年がいた。
「ほう、誰かと思えばナメック星にいたチビじゃないか。せっかくドラゴンボールで生き返ったのにまた死にに来たのかい?」
「お前…お父さんが倒したはずなのに…」
「フリーザは儂が救出した。そしてサイボーグにしたのだ」
「それが何を意味するのか分かるかい?君を殺した相手が更にパワーアップしてしまったんだよ」
それを聞いた悟林は一瞬体が震えたが、笑みを浮かべた。
「私だってあの時のままじゃないんだ!界王拳!」
界王拳を経由して超化するとフリーザの目が驚愕で見開かれた。
「超サイヤ人…!?」
「これが超サイヤ人か…!?」
悟林の超化を見てフリーザは忌々しそうに表情を歪めるがニヤリと笑う。
「だけど、君だけで僕とパパを同時に相手をすることなんて出来るかな?」
それを言われた悟林は表情を険しくする。
隣の青年は逃がさなくては。
「お兄さん、ここは危ないから逃げて」
「大丈夫です、悟林さん。俺もあなたと同じです。一緒に闘わせて下さい」
初めて会う青年が自分の名前を知っていることに悟林は目を見開いた。
それに青年は少しばかり寂しげに微笑むとフリーザ達を睨んだ。
「中途半端な力を身につけた者は却って早死にするよ。そいつを教えてあげようか?」
「お前達は俺達には勝てない…分かっ
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