暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
第15話
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ザ…こ、こいつが…貴様が最も恐れていた超サイヤ人だ…!」

「超サイヤ人…!?」

「そ…そうだ!あ…あの伝説の全宇宙最強の戦士…超サイヤ人だ…ふ…ふっふっふ…皮肉だな…フリーザ…!貴様が最も恐れていた存在を…貴様自身が呼び起こしたんだ…ざ…ざまあみやがれ…!」

次の瞬間、フリーザはベジータに再び気弾を放つが、悟空に容易く弾かれた。

「な、何だと!?」

驚くフリーザに悟空の気合砲が炸裂し、フリーザは吹き飛ばされて海に叩き付けられた。

それを見たベジータは今の悟空ならば勝てると確信して、悟空に語りかけた。

「カ…カカロット…良く聞け…お…俺や貴様の生まれた星…惑星ベジータがき…消えてなくなったのは…きょ…巨大隕石の衝突のせいなんかじゃ…な…な…なかったんだ…」

「それ以上喋るな…死を早めるだけだぞ…!」

悟空が止めようとするが、ベジータは止めようとしない。

「フ…フリーザが攻撃しやがったんだ…!お…俺達サイヤ人は、あ…あいつの手となり足となり、命令通りに働いたってのに…」

「………」

「お…俺達以外は全員殺された…貴様の両親も、俺の親である王も…フリーザは…ち…力を付け始めたサ…サイヤ人の中から超サイヤ人が生まれるのをお…恐れていたからだ…た…頼む…フリーザを…フリーザを倒してくれ…た…のむ。そ…その…超サイヤ人の…力…で…」

そう言い遺してベジータは息を引き取った。

閉じられた目から、生きているかのように涙が溢れて落ちる。

その姿を複雑そうに悟空は見つめた。

「ベジータ…お前が泣くなんて…お前が俺に頼むなんて…よっぽど悔しかったんだろうな…分かってる…サイヤ人の仲間が殺されたのが悔しいんじゃねえんだろ?あの屑野郎にいいようにされちまったのが悔しくて仕方がなかったんだろ…?お前のことは大嫌いだったけど、サイヤ人の誇りは持っていた。俺にも分けて貰うぞ。お前の誇りと怒りを…クリリン…ベジータを頼む…ここにいたら死体が滅茶苦茶になってしまうからな…」

ベジータの死体をクリリンに任せると悟空は背を向けた。

「あ…ああ…」

「お前達は早く俺の乗ってきた宇宙船で地球に帰れ。フリーザは俺が倒す」

「い、嫌だ!僕も残って闘う!闘って、お姉ちゃんの仇を取るんだ!」

「さっさと行け!邪魔だ!死にたくなかったらさっさと帰るんだ!」

悟林を殺したフリーザを許せない悟飯は、残って戦おうとするが、超サイヤ人となったことで性格が荒くなっている悟空の怒声に悟飯は身を強張らせる。

「悟空…死ぬなよ…?お前が死んだらチチさんもみんな、悲しむんだからな!?」

「ああ」

クリリンの言葉に頷くとピッコロは悟飯の腕を掴んだ。

「悟空、必ずフリーザを倒せ…
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ