第14話
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空の追撃をかわしたフリーザに渾身のかめはめ波が放たれたが、フリーザはそれを片手で防いでしまった。
限界を超えた界王拳の反動によって悟空の気が大幅に減ってしまう。
「に、20倍の界王拳でも駄目なんて…」
「…くそったれ……俺達の考えは相当に甘かったらしいな…」
何度も瀕死から復活すれば勝てると思っていたが、フリーザの強さは多少のパワーアップでどうにか出来るものではなかったのだ。
最早悟空は抵抗らしい抵抗も出来ずに攻撃を受け続けるだけだ。
「私…!」
もう我慢出来ずに飛び出そうとする悟林にベジータは何かに気付いたのか声を上げた。
「待て!何だあれは?」
「え?」
改めて悟空の方を見ると両腕を上げていた。
そして少しずつ周囲の気が悟空の真上に集まっていく。
「カカロットの奴は何をするつもりだ…?」
「元気玉だよ。」
「元気玉?」
「えーっと、元気玉は人間や動物や植物…自然にある全てのエネルギーを貰って攻撃するの…ベジータさんが喰らったあの青い玉だよ」
それを聞いたベジータの表情に苦いものが混じる。
「チッ…嫌なことを思い出させるぜ…カカロットめ…サイヤ人に相応しくない技を…」
「効くか分からないけどね…ナメック星人さん達が生きていれば…」
この星はフリーザにたくさん傷つけられているし、生き物の数だってそう多くなさそうだ。
だからといって、界王拳が通じないのでは元気玉ぐらいしか勝てそうな見込みがないのも確かで。
次の瞬間、大気が震えた。
辺りを見回して真上を見ると大きなエネルギー弾が出来ていた。
「あの時とはサイズが違うな…」
実物を見たベジータは当時の元気玉と今の元気玉の違いに驚く。
「多分お父さんは他の星からも元気を分けてもらってるんだ。もっと大きくして強くしないとフリーザを倒せないから…」
フリーザの底無しの強さを心身に刻まれた悟林は悟空の考えを理解する。
「カカロットめ…何時までもたついてやがる…早く完成させやがれ…!」
次の瞬間、フリーザに悟空が蹴り飛ばされ、悟空は何とか立ち上がるものの、フリーザの気合砲で吹き飛ばされて海に落ちる。
そしてフリーザが海に近付き、何かに気付いたようだ。
「気付かれた…!」
「チッ!」
ベジータは一瞬焦るが、すぐに覚悟を決めた表情をしてフリーザに突撃し、悟空にとどめを刺そうとしているフリーザを蹴り飛ばし、それを追い掛けた悟林が少しでもダメージを与えようと魔閃光を放ってフリーザに直撃させ、海に落下させた。
「お、おめえ達…」
「お父さん、大丈夫!?」
「あ、ああ…ベジータ…ま、まさかおめえに助けられるなんてな…」
「
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