第14話
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た悟空だったのだ。
治療を終えてフルパワーとなった悟空は、悟林をピッコロに預けた。
「君は誰だ?」
「カカロット…やっと来やがったか…!」
あの一瞬で悟林を救出した悟空に警戒するフリーザだが、ベジータの言葉に振り返る。
「カカロット…!?その名前は…サイヤ人か!だが、こいつの顔はどこかで…はっ(あいつだ!惑星ベジータを滅ぼした時に最後まで抵抗をしたあのサイヤ人にそっくりなんだ…!)」
その最後まで抗ったサイヤ人が悟空の父であり、悟林と悟飯の祖父であることなど知る由もない。
「ピッコロ、悟林のことを頼むぞ…不思議なでかい気の正体はピッコロだったのか。ドラゴンボールでやって来れたんだな。遅くなってすまなかった。おかげでダメージも回復出来た。後はオラが何とかする」
「ご…悟空…ほ…本当に悟空か?い…今までのお前の気とは感じが違う…」
ベジータや悟林も今までとは質が異なった気を発していたが、悟空はそれ以上だった。
悟空はフリーザと向かい合うと口を開いた。
「貴様がフリーザか…思ってたよりずっとガキっぽいな…」
「(さ…さっきまでのカカロットじゃない…やはりあいつも超えやがったか…サイヤ人の限界の壁を…こいつも近付いてやがるのか…超サイヤ人に…!)」
ベジータはサイヤ人の勘が働いたのか、悟空も自分達と同じ…それ以上のステージにいることを察した。
「サイヤ人は1匹たりとも生かしてはおかないよ…馬鹿だね、大人しく震えてりゃ良かったのに…」
「かもな…」
挑発らしき言葉にも全く動じない。
突然にフリーザが悟空に向かって尻尾による攻撃を仕掛けた。
しかし、それ以上に素早い動きでフリーザのそれが当たる前に悟空が蹴り返した。
頬に一撃が入り、一回転して何事もなかったように立ち、フリーザはニヤリと笑いながら指を向けた。
「やばいっ!避けろ悟空ーーーっ!!」
射線上から悟飯を抱えて逃げるクリリン。
しかし悟空は片手で全て弾いてみせた。
「まさか…全部弾き飛ばした…片手だけで…」
「く、くそったれ…まさか最下級戦士が…ここまで…」
今の一撃はベジータでは防げなかった。
自分には出来なかったことを悟空は容易くやってのけたことにベジータは表情を歪めた。
「貴様ら、この場から離れるんだ!俺達は邪魔だっ!!」
ピッコロが悟林を、クリリンが悟飯を抱き上げながら、ベジータは複雑な表情で離脱した。
始まった悟空とフリーザの闘いは凄まじく、ダメージから復帰した悟林とベジータでさえついていけないほどにハイレベルなものだった。
どちらも本気ではなく準備運動みたいな物なのだろう。
悟空がフリーザの蹴りを受けて海に沈んだが、少
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