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ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
第14話
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トの出番はないぜ…!」

悟林は2倍の界王拳を発動し、ベジータはもう後がないことを理解しながらも己を鼓舞するように言うと、2人は構えた。

「…さあ、始めようか…キッ!!」

フリーザの目が見開かれた瞬間、2人は視線から離脱した。

2人のいた場所に小規模の爆発が起きた。

「見えているぞ!だだだだ!!」

「魔閃光ーーーっ!!」

ベジータはフリーザに向けて気弾を連射し、悟林も魔閃光を放ってフリーザを攻撃するが、姿が消える。

「そこだっ!」

「逃がさないんだから!」

フリーザのスピードに反応してベジータと悟林もフリーザに突っ込む。

流石に自分のスピードに対応されたのが予想外だったのか、フリーザの目が多少見開かれた。

「なるほど、このスピードではちょっと遅いか…ならもう少し本気を出そうかな?」

ベジータと悟林の拳と蹴りをかわしながらフリーザは笑みを深めると距離を取った。

2人が気功波を放とうとした時、フリーザの姿が掻き消えた。

「「!!」」

悪寒を感じた2人は顔を横に逸らすと、フリーザの肘が頬に掠る。

「ほう!良くかわしたね、ギリギリとは言え大したものだよ。」

「くっ…!」

「あんまり調子に乗らないでよ…!」

冷や汗を流しながらフリーザを睨む2人だが、フリーザは余裕の笑みを浮かべるだけだ。

「ふっふっふ…どうやらベジータはそれまでのようだけど、君もそろそろ本気を出した方が良いよ。まだ全力を出してないんじゃないか?」

「………」

まだ3倍の界王拳を使っていないことに気付かれていることに悟林は表情を歪めた。

「先程見せた君の限界を超えたパワーアップとベジータのサポートを考えに入れても僕の計算では…」

「「………」」

フリーザは腕組みをしながら悟林の4倍界王拳とベジータのサポート込みでの計算を行い、そして即座に答えを導き出すと人差し指を立てた。

「約10%」

「え!?」

「なっ!?」

「僕がマックスパワーの1割の力を出せば君達を宇宙の塵にすることが出来るんだよ」

「冗談きついよ…流石にそれは笑えないなあ…」

たった1割の力で自分達を倒せると言うのは信じたくないのか悟林は引き攣った笑みを浮かべる。

「残念だったね、僕は下らない冗談は嫌いなんだ。それじゃあ、軽くまず5%から行ってみようか」

次の瞬間、フリーザの姿が消えたと思ったらベジータにフリーザの頭突きが炸裂した。

「ぐがあっ!?」

「ふんっ!!」

吹き飛ばされるベジータにフリーザが一瞬で真上に移動し、尻尾による一撃で地面に叩き付けた。

「ベジータさん!」

「あ…ぐう…う…!」

「ベジータ、君
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