第13話
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
はありませんよ。サイヤ人の住む惑星ベジータに攻め込んだ時に王と闘った場合も全く変身する必要もなく勝ってしまいましたからね…ベジータさん…あなたのお父さんも大したことありませんでしたね」
「お、お父さんの生まれた星を壊したのはフリーザだったんだ…!」
「ち…!そんなことでいい気になるなよ…俺は王の力などガキの頃にもう超えていたんだ…!」
次の瞬間、フリーザのジャケットがバラバラに吹っ飛んだ。
ジャケットを脱いだことで身軽になったようだが、まるで変化していない。
「何が変身だ…笑わせやがるぜ。そいつを脱いでただ身軽になるだけか?それなら残りの変身とやらも大したことなさそうだな!」
ベジータが笑いながら言うとフリーザは気合いを入れ始めた。
「ほああああ…ああ…!」
「べ、ベジータさん!あいつの気が膨れ上がって…!」
上半身から急激に巨大化し、小柄だったフリーザの体格も大柄になり、体も細身から筋骨隆々になって角も闘牛のように曲がった形状に変化していった。
「ま…まさか…こ…こ…こんなことが…」
「ば、化け物だね…」
「へ…へへ…気を付けろよ…こうなってしまったら前ほど優しくはないぞ…何しろ力が有り余ってるんだ。ちょっとやり過ぎてしまうかもしれん…くっくっく…因みに戦闘力にしたら100万以上は確実か…」
「なっ、何っ!?」
「ひゃっ、100万以上!?」
驚愕のフリーザの戦闘力の数値に精々、戦闘力数十万が限度のベジータと悟林の表情に戦慄が走る。
「ばっ!!」
片手を上げた瞬間、フリーザの足元を除いて小島が吹き飛んだ。
「しまった!デンデ!」
悟飯とクリリンは自分で避けられるだろうが、闘う力のないデンデはそうはいかない。
「くそったれ!」
吹き飛ばされていくデンデだが、ベジータが腕を掴んでデンデを助けた。
デンデの死が自分達の闘いの命運を左右するのだからベジータが慌てるのも当然だろう。
「あ、ありがとう…」
助けられたデンデは色々思うところはあるが、一応ベジータに礼を言う。
「勘違いするな…貴様に治療の能力がなければ助けるか…良いかガキ…これから俺とあいつは何度もフリーザに挑む。今は無理でも死の淵から何度も這い上がれば奴を倒せるはずだ。貴様の生死がこの闘いの勝敗を決めると思え…」
悟林はデンデの無事を確認して安堵の息を吐く。
周囲を見渡すとクリリンと悟飯はどうやら無事のようだ。
「はっはっは、流石にみんな中々の逃げ足の速さだ。尤も今のはほんの挨拶代わりだ。こんなことはサイヤ人にだって出来る」
「ふん、挨拶代わりだと?だろうな、そんな程度じゃがっかりするところだぜ…」
冷や汗を流しながらもフリーザ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ