第12話
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ベジータと同型の物だ。
「お前にサイズが合うのはリット星人間用の旧型だ。我慢しろ」
「そうかな、肩動かしやすそうだけど」
しかし、ジャケットを着ようにもサイズがどうも合わないように見える。
「…?これってどうやって着たら良いんだ?」
「頭が入っても手が通らない……」
クリリンと悟飯も同じことを思ったのかジャケットを見つめている。
「強引に着てみろ、そいつは柔らかくて引っ張ればどんどん伸びる。地球でこの俺が大猿になった時にも破れはしなかっただろ。だが、衝撃には相当強いぞ」
それは納得出来る。
地球でベジータやナッパがどれだけ攻撃を受けようとジャケットは完全に壊れはしなかったからだ。
ベジータが大猿になった時もジャケットは健在だった。
「あっ!凄い!本当だ!」
「手袋や靴なんかもこういう素材なのか?」
「まあな」
「他じゃあこれが当たり前なの?」
「一般的だ。地球は文明が低すぎる」
戦闘服を着込むと悟林はあまりの身軽さに驚く。
「凄く軽い…」
しかし、戦闘服はベジータとサイズ以外は全て同じなのでお揃いみたいで少し複雑だ。
「ベジータ…さん…お父さんは後どれくらいで治るかな?」
呼び捨てしようと思ったが、思惑はどうあれ自分がボコボコにしてしまった父を治療してくれたのは事実なのでさん付けで呼ぶことにする。
「そうだな、奴のことだから40〜50分で完治出来るはずだ」
「そっか…」
「なら俺は最長老様の所に行ってくる!もしかしてフリーザがいるかもしれないけど神龍を呼び出す合言葉を聞かないとどうしようもないからな」
「ぼ、僕も…!」
「いや、悟飯は悟林ちゃんと一緒にいるんだ」
久しぶりに会えたのだから積もる話もあるだろう。
クリリンは最長老の元へと向かっていく。
ベジータは睡眠不足のせいでふらついており、軽い仮眠を取り始めた。
「お姉ちゃん…クリリンさん大丈夫かな?ここから最長老さんの所へ行って帰ってくるまで2時間はかかるから…その間にフリーザが来たらどうしよう…」
「その時はその時で私達が闘ってお父さんが治るまで時間稼ぎするしかないね」
多分、散々邪魔をしてきた自分達をフリーザは許さないだろうから、今のうちに覚悟を固めておいた方がいい。
拳を連続で突き出してやる気満々の姉の姿に悟飯は頼もしさを感じるのと同時に嫌な予感を感じた時である。
こちらに2つの気を感知して2人はそちらに向かうとクリリンとナメック星人の子供。
「クリリンさんの隣にいるの誰?」
「デンデ君だ!やった!」
「小さいピッコロさんだ」
チビサイズのピッコロみたいなデンデを凝視する。
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