第10話
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…」
「ちょっと見てみたいよね…」
『絶対に近寄るんじゃないぞ、分かったか!!』
界王の怒声が響き渡ると、次はピッコロの声が聞こえてきた。
『お前達、意地でもドラゴンボールを集めて俺達を生き返らせろ。ここで腕を上げてナメック星に行ってやる。俺達でその何とかってふざけた野郎をぶっ飛ばしてやろうぜ』
それを最後に界王からの通信は途切れた。
どうやら界王側から通信を切ったらしい。
「お父さん、どうする?」
「まあ、例え手を出さねえにしたって…強くなって損はねえさ!よーし!悟林、一気に50倍やるぞ!慣れたらまた組み手だ!」
「おーっ!!」
それでも強くなって損はないと考えた父子は一気に重力を50倍にして修行を再開した。
倍以上の急激な重力増加に最初はまともに動けはしなかったものの、限界まで体に気を充実させて無理にでも体を動かす2人。
これにより、50倍の重力に慣れた頃には2人の気の総量が増していき、結果的に2人は1日で大幅なパワーアップを遂げていた。
不眠不休で修行していたためか、組み手の途中でバランスを崩してしまう2人。
悟林は意識を手放して眠ってしまい、それを見た悟空も休憩を兼ねて眠りに就いた。
そして眠りから覚めて体を解すと再び組み手を始めようとしたのだが、悟林が試してみたいことがあると言ってきたのだ。
「お父さん、行くよ」
「おう!来いっ!」
悟空は笑みを浮かべながら悟林の試みを待つ。
娘は時々悟空ですら驚かせるようなことをやってのける。
今度は何をするつもりなのか楽しみだ。
「…魔閃光!」
両手を額に翳すと手のひらに気を溜め、そこからかめはめ波の体勢に入り、腰だめの状態で魔閃光の気を増幅させる。
「こいつはっ!?」
娘の手のひらに収まっている気の大きさに悟空は目を見開いた。
「かめはめ…波ーーーっ!!」
青と金の混じった気功波…魔閃光とかめはめ波の合わせ技が悟空に迫る。
「くっ!」
悟林としては軽く放った一撃でも宇宙船を木っ端微塵にするほどの威力がある。
悟空は両手を前に出すと気功波を受け止め、気合で掻き消した。
「やった!成功だ!魔閃光とかめはめ波だから…魔閃かめはめ波…かな?」
「今のは驚いたぞ悟林。2つの技を合わせてもっと強え攻撃にするなんてな」
「うん、前に魔閃光殺砲って言う合体技を作ってね。あれより威力が弱くても強い攻撃が使えればなぁって。魔閃光なら早く撃てるし、かめはめ波に繋げられそうって思ったんだ。」
「新しい技か…」
自分に使える強力な気功波の技はかめはめ波くらいだ。
悟林みたいに色々出来るようになると言うのも面白そうだ。
かめ
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