第10話
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ャはどこか引き攣った声を出した。
『に、20倍に30倍か…俺達は10倍でも動くのがやっとなのにな…流石、悟空の娘だな』
「オラ達、後5日半でうんと強くなんねえと偉いことになっちまうんだ」
『え!?何だ、何かあったのか?』
『そう言えばさっきもそんなことを言っておったな。話してみろ…』
「オラが大怪我をしてたからクリリンとブルマと悟飯がドラゴンボールを探しにナメック星に行ったんだ…だが、そこにはあのベジータってサイヤ人もドラゴンボールを探しに来ていた…」
『な、何!?』
『そ、それでそいつにやられてしまったのか!?』
ヤムチャと界王の声に悟林が答えた。
「ううん、まだベジータは悟飯達に気付いてないの。でもいつか見つかっちゃうかも…しかも神様が乗ってきた宇宙船も壊されちゃったらしいの。しかもベジータと同じ格好をした奴らもいて、ベジータの気を超えてるって…」
『な、何っ!?』
界王、それからヤムチャの驚きの声が響く。
悟空が限界を超える界王拳を使わなければ手に負えなかったベジータよりも強い人物がナメック星にいるなど、普通ならば考えたくもないことだ。
『ひょ…ひょっとしてそ…そいつはフリーザと言う名前では…』
「フリーザ?何それ?」
「さあ、そいつは聞いてねえが分かったら教えるよ…」
聞き覚えのない名前に首を傾げる父子。
『ちょっと待っておれ。い、今、儂がナメック星を調べてやる』
「本当か?頼むよ」
暫く時間が空くが、沈黙は界王の叫びに似た声で破られる。
『フ、フリーザ!!』
「え?何?」
「何だよ!界王様、知ってんのか!?」
驚く2人に構わず界王は警告する。
『い、いいかお前達!今度ばかりは相手が悪い。というか、最悪の奴だ。とても手に負える相手ではない……ぜ、絶対に手を出すんじゃないぞ』
「…え…?な、何だよそれ……」
「フリーザってそんなにとんでもない奴なの?」
『とんでもないどころではない!良いかお前達!これは界王の命令じゃ!奴には近付くな!お前達がナメック星に着いたら仲間の3人を連れて即刻脱出しろ!お前とて娘や息子を死なせたいわけではなかろう!これは地球やナメック星、その他の星のために言っておるのだ…!中途半端な攻撃を仕掛けて奴の怒りを買えばとんでもないことが起こるぞ…!あいつだけは放っておくしかないのだ…!』
「界王様、サイヤ人よりやばいの?」
『フリーザに掛かれば大猿となったサイヤ人も赤子同然じゃ…奴はその気になれば片手間で星を消し去ることも出来る…!』
それを聞いた2人の表情に緊張が走るが、戦闘民族であるサイヤ人の血なのか少しの興味が湧いたようだ。
「そんなに凄え奴なら
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