フリーザ編
第9話
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を発動して走る段階にまで来ていた。
「もっとペース上げて走ってみろ!」
悟空に言われて更に走るペースを上げながら界王拳を維持していく。
「よし、良いぞ…次は空を飛びながら使えるようになれれば界王拳の倍率を上げる練習をしよう」
「はーい」
「今日はここまでだ。部屋に帰るぞ」
悟林に車椅子を動かしてもらって部屋に戻ると亀仙人がいた。
「おお、悟空に悟林。どこに行っておったんじゃ?」
「修行だよ。悟林が界王拳教えて欲しいって言うから屋上で教えてたんだ。ところで爺ちゃんはどうしてここに?」
「見舞いと、ちょっと悪い報せをな…あ、こいつは見舞いのカステラじゃ。2人で食え」
「サンキュー」
「ありがとう亀仙人のお爺ちゃん」
早速悟林はカステラの封を開けると悟空に半分渡して頬張る。
「食べながら聞いて欲しいんじゃが、2時間前にブルマ達から連絡が来たんじゃ。」
「無事にナメック星に着いたか?」
「ナメック星人の人達に会えたかな?」
カステラを咀嚼しながら亀仙人に聞くと、亀仙人の表情が深刻な物に変わる。
「悟空よ、ブルマ達は確かに無事ナメック星に着いた…しかし、ナメック星にやって来たのはブルマ達だけではなかったんじゃ…ベジータと言うあのサイヤ人…何と奴もやって来たらしいのじゃ…!」
「ベジータ!?あ、あいつが!?」
「あいつもナメック星に来てたの!?」
カステラを飲み込んだ2人が目を見開いた。
「それだけではない…今さっき亀から無線が入った…新しいブルマからの連絡を受けたらしいのじゃが…それによると…ナメック星にはベジータの他にも奴の仲間が十数人おるようじゃ。乗っていた宇宙船はそいつらに壊されて地球に戻ることも出来んらしい…」
「な…何だって…!?」
「お母さんがここにいなくて良かったね」
チチが聞いていたら色々叫んでいたことは容易に想像出来た。
「全くじゃな、しかも、少なくてもそのうちの1人はベジータを超える気を持っておったと…」
「…ま…まさか…」
「ベジータよりも強い気…」
悟空と悟林は互いに深刻な表情で向かい合う。
あの恐ろしく強かったベジータよりも強いと聞かされれば流石の2人も思うところがあるのだろう。
「よう、生きてたか」
場違いなまでに慇懃無礼な声に時と場合が違えば、友好の言葉以外の何物にも聞こえなかったのだろうが、間が悪かった。
ヤジロベーは手に布袋を持ち、病室の入り口付近に立っていた。
「えーっと、ヤジロベーさんだっけ?」
「おう、何だよ、せっかく来てやったのに湿気た面しやがって」
ブルマ達の状況の話を聞いて、意気揚々としている人物はここにはいない。
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