第8話
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ないと出来ないようなのでそれまでは病院で寝たきり生活だ。
「あーもう、早く修行したいよー」
「オラも修行してえぞー」
「何を言うだ!病院にいる時くれえ大人しくしてるだ!」
「お母さん、病院で叫んじゃいけないよ」
修行修行修行と連呼する父子にチチの怒声が飛んだものの、悟林はさらりとかわしながら言い返した。
「なあ、悟飯…悟林ちゃんとチチさんっていつもあんな感じなのか?」
「いつもあんな感じですよ。」
悟林は父親に似てマイペースなのでチチの説教はのらりくらりとかわし、気の強さは母親似なので口喧嘩ではチチにも負けないのだ。
「喉渇いたなぁ、ジュース買ってくる」
ベッドから飛び降りるとチチから小銭を貰ってジュースを買いに廊下に出た。
すると途中でブルマと擦れ違った。
「あら、悟林ちゃん」
「あれ?ブルマさん、どうしたのその髪?」
以前会った時と髪型が違うことに気付いた。
「ふふん、似合うでしょ?悟林ちゃんはどこに行くの?」
「喉が渇いたからジュースを買いに来たの。」
「あらそう?なら急いだ方がいいわよ?見逃しちゃうから」
「???」
そう言って去っていくブルマに悟林は首を傾げるしかなかった。
取り敢えず自動販売機に小銭を入れてオレンジジュースを購入すると近くの椅子に座って飲んだ。
「……平和だなー」
そう呟いてジュースの残りを飲み干そうとした時であった。
「うるさーいっ!!!」
「ぶーっ!?」
悟飯の怒声が聞こえてジュースを噴き出してしまった。
慌てて病室に戻るとチチが落ち込んでいた。
「ちょっとちょっと、何があったの?」
「それがなあ…」
クリリンが事情を話してくれた。
サイヤ人の宇宙船はブルマが壊したので、神様が地球にやってきた宇宙船でナメック星に向かうことになったのだが、ピッコロを生き返らせたい悟飯はチチの反対を押し切ったようだ。
つまりあの悟飯の怒声はチチの反対に怒鳴った声だったわけだ。
因みに宇宙船の整備を含めて5日後に行けるそうだ。
「そうかそうか、泣き虫は完全卒業だね。おめでとう悟飯。」
「悟林ちゃん!」
「ん?何?」
沈んでいた状態からすぐに復活したチチは悟林の元に歩み寄る。
「おめえも一緒に行くだ」
「へ?あ、あのお母さん?私も悟飯についていくですますか?」
「何だべ、そのおかしな敬語は?悟飯ちゃんだけなら心配だどもおめえが一緒なら安心だべ」
「…お母さん…私も行きたいのは山々だけど、私は全治3週間だよ。忘れてない?」
それを聞いたチチが頭を抱えた。
「3週間後に引き伸ばすのは…」
「いや、駄目
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