第8話
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意識を失っていたが、騒がしい声によって悟林が意識を取り戻して目を覚ました時、視界に入ったのは母であるチチの顔であった。
「お母さん…?」
「悟林ちゃん!目が覚めただか!」
「お姉ちゃん!」
「あれ?どこなのここ?」
「ブルマの飛行機だ…良く頑張ったな悟林…おめえがいなかったらオラ達もっと酷い目に遭ってたぞ…」
「あっ!お父さん!」
チチの腕から抜け出して悟空の元に向かうと、自分以上にボロボロだった。
「はは、界王拳のせいでまるで動けねえや…動けるようになるまでどれだけかかっかなぁ…」
「お父さん、サイヤ人は?」
「あー、あいつは逃げちまったよ。でもあいつ結構痛め付けたからもう大丈夫だろ」
「…そうかなー」
悟空の代わりにクリリンが答えた。
あのプライドの高そうなベジータの性格を考えると簡単に諦めるようには見えなかった。
「悟林、本当に助かったぞ…本当に強くなったな」
「お父さんほどじゃないもん。お母さーん、お父さんとお話しないのー?」
「良いんだ!悟空さのせいで2人が危険な目にあっただぞ!」
「えー?そんなこと言ってー、本当はお父さんのことが心配で心配で仕方ないのにみんながいるから恥ずかしくてイチャイチャ出来ないんでしょ?」
「悟林ちゃん!!」
「みんながいて残念だったねお母さん、お父さんと2人きりになったら好きなだけイチャイチャするといいよ。」
「悟林ちゃんっ!!!」
怒鳴るチチの顔は真っ赤だったが、それは怒りだけではなく恥ずかしさも含まれているのは誰が見ても明らかだった。
「(冷めてるように見えて本当は仲良いんじゃねえか畜生…)」
誰も見ていないところでギリッと歯軋りするクリリンであった。
そして悟林はクリリンからナメック星のことを聞き、死んだピッコロ達をナメック星のドラゴンボールで蘇らせるためにサイヤ人の宇宙船を利用してナメック星に向かうことになったことを知った。
「でもあれ小さいし1人用じゃない?」
「大人数が乗れるように改造すれば良いのよ」
悟林の疑問をブルマが答えてくれた。
その後4人は病院に運ばれ、界王拳とベジータから受けたダメージで全治3ヶ月、悟林はベジータから受けたダメージ…特に気爆破を至近距離で受けたことでの火傷もあるので全治3週間。
悟飯とクリリンは3日で退院と言うあまりにも差のある入院となった。
「良いなー、2人だけ3日なんて。私なんか3週間だよ3週間。ずるいよ代わってよ」
「オラなんて3ヶ月だぞ」
不満そうな父子に誰もが苦笑を浮かべる。
寧ろあれだけの激戦で3ヶ月や3週間ならマシな方だと思っているのだろう。
しかも仙豆は後1ヶ月もし
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