第7話
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「あ、あれ?あいつに当たるかな…?」
「当たらなくても隙を作れれば良いの。クリリンさんの元気玉を当てられれば良いんだから」
早くしなければ悟空がやられてしまう。
界王拳で誤魔化しているが、元々限界が近い状態では長続きしない。
岩が砕ける音に2人はハッとなって向こうを見ると、ベジータに殴り飛ばされた悟空が岩に叩き付けられていた。
2人は慌てて技の体勢に入った。
「うぐ…ぐっ…!」
「落ちこぼれの屑の癖に手こずらせやがって…貴様を始末したら貴様のガキ共…そして俺様の尻尾を切りやがった野郎だ!」
拳に気を纏わせて悟空の息の根を止めにかかるベジータだが、悟空は最後の力を振り絞った。
「界王拳…5倍だあーーーっ!!」
「何!?」
ベジータとの距離を一気に詰めると、超スピードでの頭突きを喰らわせた。
「ぐがあっ!?」
額から血を流しながら仰向けに倒れたベジータ。
「あ…うう…っ!」
5倍界王拳の代償で身動きすら取れなくなった悟空。
ベジータは額を押さえながら何とか立ち上がった。
「お、己…カカロット如きに…俺の気高い血が…!絶対に許さんぞカカロット…!」
動けない悟空に歩み寄るベジータ。
「「ベジーターーーっ!!」」
「っ!!」
双子の声にベジータの視線が双子に向けられた。
「魔閃…」
「光殺砲!!」
ベジータに向けて発射された魔貫光殺砲と魔閃光の合わせ技。
魔閃光に魔貫光殺砲の気功波が螺旋を描き、そして1つとなってベジータに迫る。
「や、やばい!!」
高速で迫る魔閃光殺砲の威力は疲弊しているベジータでは受け止めることも相殺も出来ず、ベジータに回避を迷わず選択させた。
ギリギリで回避し、岩山を跡形もなく粉砕した威力はベジータさえも戦慄させる程だったが、回避直後の気の緩みを狙った元気玉がベジータに直撃した。
「ぐわあああ〜っ!!」
閃光が走って遥か上空にベジータの体をそのまま持っていった。
「……やった…んだよね?」
「た、多分…」
悟林の呟きに悟飯が答えるとクリリンの歓喜の声が聞こえてきた。
「ひゃっほーっ!やったぁーっ!!やった!ははっ、やったぞ悟空ーーーっ!!」
クリリンは界王拳のダメージで倒れている悟空の元に駆け寄り、双子も気のほとんどを使い果たしたことでふらつきながら悟空の元に歩み寄った。
「とうとうやったな…」
「大丈夫?お父さん?」
悟林が尋ねると、悟空は苦笑しながら答えた。
「はは…指を動かすことも出来ねえや…やっぱ、5倍の界王拳は…無理があったなぁ…」
「でも、もう大丈夫だ。何回も駄目かと思ったけどさ、あれを
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