第6話
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がいくら命令だからと大人しく引き下がるとは到底思えない。
何やら喋っていたナッパはゆっくりと下降し、ナッパの視線が、悟林達を捕らえて3人に向かって突進してきた。
悟空も慌てて追い掛けるものの、追い付けない。
しかし、ナッパを警戒していた悟林は既に気を溜め終えていた。
「ピッコロさんやみんなの仇だーーーっ!!」
「うおおおおっ!?」
フルパワーの魔閃光が不意を突かれたナッパに直撃し、押し返していく。
「でかしたぞ!界王拳!!」
そして悟空も赤いオーラを纏ってパワーとスピードが向上した状態で魔閃光によって押し返されているナッパの背に突進による強烈な一撃を与えた。
前後からの攻撃によってナッパの背から骨が砕ける音がした。
背骨が砕けたことで動けなくなったナッパを持ち上げるとベジータの横に投げられた。
「界王拳…?」
「もう闘えないはずだ…連れてとっとと地球から消えろ!」
ほんの僅かな時間だったが、パワーもスピードが急激に上がったことに悟林は目を見開いた。
後ろのクリリンや悟飯も同様のようだ。
「凄いじゃないか悟空!界王拳だっけ?ど、どうなってんだ?界王様って人に教えてもらった技なのか?」
「ああ、界王拳は体中の全ての気をコントロールして瞬間的に増幅させるんだ。上手くいけば力もスピードも破壊力も防御力も全部何倍にもなる…」
「す、凄いねお父さん…でもそんなに急に強くなって体は大丈夫なの?」
人は自分の体を壊さないように無意識に力をセーブすると聞いたことがある。
急激なパワーアップに悟空の体は大丈夫なのだろうか?
「大丈夫だ…って言いてえけど、上手く気を抑えながらコントロールしねえとオラ自身が参っちまうんだ…限界を超えた界王拳は体にかかる負担が大きすぎるんだ。界王拳に体がついてけなくなっちまって体がぶっ壊れちまう。今のオラは2倍の界王拳が限界なんだ」
「ふうん……」
悟林は取り敢えず界王拳で無理はしてはいかんということだけは理解した。
次の瞬間。
ナッパの体がベジータによって大きく空に投げ飛ばされた。
4人の視線が、一気にベジータとナッパの2人に引き寄せられる。
「わあああーっ!!なっ、何を…!ベジータ!ベジーターッ!!」
「動けないサイヤ人など必要ない!死ね!!」
ベジータは全身にエネルギーを纏うと、上空のナッパに向けてエネルギー波を放ち、爆砕した。
悟空は双子を抱え、悟林は悟空に抱えられた時クリリンの腕を咄嗟に掴んでいた。
あの一瞬で舞空術を使って上空に退避しなければエネルギー波の余波でダメージを受けていただろう。
「な…なな…何て奴だ…じ…自分の仲間までこ…殺しちまいやがった…」
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