第5話
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「ぬ!!」
ナッパとベジータの反応に2人は悟飯の気を追って視線を向けると、そこには見覚えのある雲に乗せられた悟飯の姿があった。
「…き…筋斗雲…!?」
「な…何だ…!?ありゃ…」
ベジータが上空を睨み、空中にいた男は地上に降りて着地した。
「悟空…!」
クリリンが男の名前を呟いた。
「遂に現れたな…!」
「悟空…待ってたぞ…!」
「「お…お父さん…!」」
クリリンと双子も待ち望んでいた人物の登場に笑みを浮かべた。
「わざわざ何しに来やがったカカロット…まさかこの俺達を倒すためなどと言う下らんジョークを言いに来たんじゃないだろうな?」
「ぬ!!」
悟空はベジータを無視して倒れているピッコロに歩み寄り、脈を確認する。
「ピッコロ…」
「ピッコロさんは僕を庇って死んだんだよ…」
ピッコロの死因を語る悟飯に、悟空は周囲を見渡す。
「天津飯…ヤ…ヤムチャ…」
どちらも少年時代から切磋琢磨し合ってきたライバル。
その2人の死に悟空は更に怒りを高めていく。
「へっへっへ…!馬鹿な仲間共が死んじまってショックか?そういやあもう1匹バラバラになったチビもいたっけな。悲しむ必要はないぜ、すぐに貴様も仲間入りだ。せっかく生き返ったのにのこのこやって来やがってよ」
「そうか…餃子まで…」
「へっへっへ…!」
餃子まで死んだことを理解した悟空にナッパは下卑た笑みを浮かべる。
「そして神様も…」
ピッコロが死んだと言うことはピッコロと一心同体である神も死んだと言うこと。
仲間をほとんど殺された悟空は更に怒る。
「(戦闘力がどんどん上がってやがる…!)」
スカウターで悟空の戦闘力を計測するが、どんどん数値が上がっていく。
悟空は前進し始めた。
「お!な、何だ!もう死ぬつもりか!え!こいつは挨拶代わりだっ!!」
ナッパの拳が悟空に向けて繰り出されたが空振りであった。
「悟飯、こっちへ」
ナッパの挨拶と称した拳での一撃をすり抜けた悟空は悟飯を連れてクリリンと悟林の所に移動する。
「……え…!?」
「(…速い…!)」
ナッパは悟空のスピードに反応出来ず、ベジータは悟空のスピードに反応出来たが、下級戦士とは思えないスピードに警戒心を高めた。
「遅れてすまなかったな3人共…よく堪えてくれたな…悟飯…クリリン…最後の1粒…悟林に食わせていいか?」
酷い怪我をしている悟林に最後の仙豆を与えてもいいかと尋ねるが、クリリンも悟飯も同じ気持ちだ。
「あ、ああ…俺は構わない。俺は何も出来なかったからな…」
「クリリンさんは、お姉ちゃんを守ってくれてたんだよお父さん。僕よりも
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