第5話
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かしたらと思ったが…。
「チビの癖にやってくれるじゃねえか…!特に腹への攻撃が効いたぜ…痣になっちまった…!」
「っ!」
煙を振り払いながら現れたのは腹に痣ができ、体に少々の火傷が出来ただけの五体満足のナッパである。
「おい、チビ。これで終わりじゃねえだろ?もっと俺を楽しませてみろ」
悟林との距離を詰めて腹を蹴り上げるナッパ。
反応速度を超えていたために蹴りを受け流すことも出来ずに吹き飛ばされる。
「ごふっ!こ、こんのーーーっ!!」
血を吐きながらもナッパに突っ込む悟林にナッパは楽しげに笑いながら悟林の必死の拳や蹴りも容易く受け止めていく。
「おいどうした!?サイヤ人と地球人の混血は強いんだろ!?もっと力を入れてみろ!!」
「魔…閃光…っ!!」
横薙ぎの手刀をまともに喰らった悟林は岩山に叩き付けられるものの、魔閃光を放った。
「ふん!」
裏拳で弾かれるが、その隙に悟林は最後の力を振り絞ってナッパに突撃した。
「うわあああーーーっ!!!」
渾身の頭突きがナッパの腹に炸裂する。
「ぐおっ!?…へ…へっへっへ…」
「っ!ぎゃっ!!」
一瞬揺らいだが、ナッパは悟林の体を掴んで顎を蹴り上げると上に打ち上げられた悟林の真上に移動し、回転の勢いを利用した蹴りを悟林に叩き込んで地面に叩き落とした。
「あ…ああ…」
「や…止めろ…!」
地面に叩き付けられてピクリとも動かない悟林に悟飯は震え、クリリンが何とか制止の言葉にしてもナッパは止まらない。
「おいおい、どうした?まさかこれで死んじまったなんてないよな?」
頭を鷲掴んで持ち上げるナッパ。
その時、悟林の手がピクリと動いた。
「ナッパ!そいつを放せ!」
「!?」
ベジータの言葉に気を取られたナッパの顔面に最後の力を振り絞った気功波が炸裂し、ナッパは仰向けに倒れた。
「勝手に…殺さ…ないでよね…!」
地面に転がり、ボロボロになりながらも何とか生きている悟林。
「ぐっ…畜生…このガキ…!」
火傷を負った顔を手で押さえながらナッパは起き上がった。
「………っ!!」
「踏み潰してやる!!」
「お、お姉ちゃーん!!」
「や、止めろーーーっ!!」
身動きすら出来ない悟林を踏み潰そうと足を振り上げたナッパ。
急いで止めようとする悟飯とクリリンだが間に合わない。
そこにピッコロが起き上がり、ナッパの背中に気弾を直撃させた。
「ぐおおお…!」
背中を襲う痛みに悶えるナッパ。
今のうちにクリリンが悟林を抱き上げて離れた。
「う…うう…!」
「悟林ちゃんしっかりしろ!くそ…仙豆があれば…!」
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