第5話
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念はピッコロにも直撃してしまうことだが、ピッコロならギリギリで避けるはずだと師匠であるピッコロへの信頼があった。
「魔閃…!」
「光殺…!」
「馬鹿め!」
2人の合体技が炸裂する前にナッパの肘打ちがピッコロの脳天に叩き込まれた。
「「!!」」
「うっ!!」
動揺によって溜めていた気が霧散してしまい、クリリンは目を見開いた。
「馬…鹿…な…」
頭にダメージを受けたことで崩れ落ちるピッコロをナッパは楽しげに見遣り、残りの3人は愕然となる。
「そ、そんな…サイヤ人は尻尾が弱点じゃないの!?」
「はっはっは…!まさか俺達が弱虫ラディッツと同じだと思っていたのか?怠け者のあいつのように俺達がそんな弱点を克服していないと思ったか!?」
悟林達の疑問にベジータは笑いながら答えた。
「(し、しまった…悟空もガキの頃に尻尾を鍛えていたじゃないか…どうして忘れてたんだ…!!)」
クリリンは少年時代の悟空も尻尾の弱点を克服していたことを思い出し、それを忘れていた自分を罵る。
「へっへっへ…残念だったな…この星の一番の使い手も一撃でこの様だ…さて…と、こいつにおねんねしてもらってる間、チビ共を遊んでやるかな…へっへっへ…」
「お、お姉ちゃん…」
強張っていた体が怯えている悟飯の声によって体の強張りが抜けた。
「悟飯、下がって…」
悟飯を後ろに下がらせると、悟林はナッパと真正面から闘いを挑もうとして構えた。
「ほう!流石ガキとは言えサイヤ人の血を引いてるだけはあるな、殺されると分かっていても闘って死にてえってのか?」
「はあああ…!」
気を解放してフルパワーとなる悟林にベジータはスカウターを拾って悟林の戦闘力を計測する。
「ほう、戦闘力2000!やはりサイヤ人と地球人の混血は純血のサイヤ人の子供と比べて異常に高いな」
惑星ベジータが健在なら確実にエリートに認められる戦闘力だ。
下級戦士の子供でこれならば、やはり地球人を絶滅させるべきだとベジータは考えを固めた。
「だあああっ!!」
「うぐっ!」
足に力を込めて一気にナッパとの間合いを詰めると横っ面に拳を叩き込んで尻餅を着かせ、そこに片手での気功波を上に放ってその推進力を利用してナッパの腹に肘打ちし、そして足を掴んで回転する。
「どりゃああああっ!!!」
「うおおおおっ!?」
遠心力を利用した投げにより、ナッパの巨体は岩山に叩き付けられ、そこにフルパワーの魔閃光を叩き込んだ。
魔閃光を受けた岩山が爆発に呑まれたが、悟林は息を切らしながら爆煙を見つめる。
「はあ…はあ…はあ…っ」
「や、やったか…?」
激しい連続攻撃にクリリンはもし
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