第4話
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はないが、数はこちらが不利だ。
「ん!?」
「誰!?」
クリリンと悟林が何者かの気を感知して振り返ると、3つ目の男、天津飯と少年のような体格の男の餃子が現れた。
「天津飯!餃子もっ!…おっ!?」
続いてクリリンと悟林と同じ山吹色の道着を着た悟空の最も古い知り合いのヤムチャも現れた。
「よう!遅くなったな」
「ヤムチャさん!」
現れた頼もしい救援にクリリンが笑顔を浮かべる。
「おやおや、そっちもたくさんお出ましだな」
「雑魚共が…」
しかし天津飯達を見てもベジータ達は焦るどころか余裕そうな表情を浮かべたままだ。
「2人じゃなかったのか?サイヤ人てのは」
「ま、色々あってね。増えたみたい…」
情報と全く違う状況に天津飯が尋ねるものの、クリリンは上手く説明出来なかったようだ。
「7匹か…1匹余るが…どうだ!貴様ら、こっちの兵と1匹ずつ闘ってみんか!ゲームだ!そちらは7匹のうちに6匹出せ。何なら栽培マン1匹に2匹がかりでも構わんぞ!」
ベジータの言葉にピッコロが憤った。
「ゲームだと!?下らん奴共だ…!そんな回りくどいことなんぞ止めて一気にカタをつけやがれ!」
「まあまあ、良いじゃない!こっちにとっては好都合だよ。悟空の奴もまだ来てないことだしさ!」
「そうだよピッコロさん」
しかし、ベジータの提案がこちらにとって好都合なのも事実。
クリリンと悟林はピッコロを宥め、そして天津飯が前に出た。
「良いだろう、この俺からやってやる。さあ、かかって来な」
「だははは…!あいつ栽培マンがどんなに強いか知ったらぶったまげやがるぜ!」
笑っているナッパの横でベジータの視線は悟林に向けられていた。
「(あの顔…ガキの頃に見たラディッツの母親にそっくりだな。ということはあいつがカカロットの娘か…地球人とサイヤ人の混血の力…興味があるな)……こっちの奴から行け、思い切りやるんだ。いいな」
「て、天さん!頑張って!」
天津飯と1匹の栽培マンが相対する。
「キエーッ!」
「つあっ!!」
天津飯に飛び掛かった栽培マンを天津飯はそれを弾き飛ばして一気に距離を詰める。
「ギッ!!」
弾き飛ばされた栽培マンは体勢を立て直し、天津飯に向けて頭から液体を放った。
「うわっ!?」
天津飯はそれをかわし、後ろにいた悟林達も避けるものの、液体はどうやら強力な溶解液だったようで地面が溶けてしまった。
「げげっ!」
溶けてしまった地面に悟林達は驚いてしまう。
「はああーーっ!!」
天津飯の強烈な肘打ちが栽培マンに叩き込まれ、吹き飛ばされて地面に倒れ伏した。
「…!な、何だと…!?」
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