暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
第3話
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「これって…」

「と…とうとう来やがったか…!」

「物凄い気だね…」

地球の都市である東の都の方角を見つめる3人だが、次の瞬間に凄まじい衝撃波の余波に戦慄することになる。

「…………」

「お、お姉ちゃん…お父さん…来るよね…?」

緊張していた悟林は悟飯の弱気な発言に緊張が多少解れた。

「………あのねぇ、敵さんと向かい合う前にお父さんに頼ってどうすんの…」

呆れたように言うと悟飯は恥ずかしそうに笑った。

「ご…ごめんなさい…」

「大丈夫だよ、悟飯。この日のために一生懸命修行した。後は修行の成果をサイヤ人にぶつけるだけだよ。それに悟飯と一緒に編み出した切り札もあるんだから」

「う…うん……お姉ちゃんは怖くないの?」

「ん?怖いよ?でも…何でか分からないけど、わくわくしてる」

弟の問いに悟林はそう答えた。

強大な敵と戦うことへの恐怖は勿論あるのだが、同時に気分が高揚していく。

2人が話しているとサイヤ人が動き始めた。

「来る…!奴らはここに来るつもりだ」

「うん!」

「はい!」

3人は闘いに向けての準備をし、こちらに向かってくるサイヤ人達に備えた。

そして午後0時20分、鳥や動物達はこのただならぬ気配を敏感に察知し、この地を去り始めた。

「恐れることはない…俺達は1年前とは比べもんにならんほど強くなった…」

「うん!」

「は…はい!」

ピッコロが重りのマントとターバンを脱ぎ捨てると、こちらに向かってくる気を感知した。

「ピッコロさん、あっちから何か近付いてくるよ?」

「そのようだ…他にもまだこっちに向かってくる奴が…!」

「サ、サイヤ人って、ふ、2人だけじゃないの!?」

するとピッコロの近くに誰かが降り立ち、ピッコロ達は構えた。

「サ、サイヤ人!?」

「あーっ!クリリンさん!」

「やあ!久しぶりだなピッコロ…」

それは悟空の親友のクリリンであった。

「何だ貴様か…ふっふっふ…ここに何の用だ!?邪魔者にでもなりに来たのか!?」

辛辣な物言いだが、以前と比べれば刺がなく、クリリンは笑いながら口を開いた。

「そう言うなよ…これでも少しは腕を上げたんだからさあ」

「そのようだな…他にもここに来ようとしている馬鹿がいるようだが…?」

「ああ、きっとみんな来る。俺が一番ここの近くにいたんだ。」

「思い出した!亀仙人様の所にいた人…」

悟飯もようやくクリリンのことを思い出したようだ。

「ああ!クリリンだ。お前ら随分逞しくなったな!悟空のガキの頃みたいだぜ!」

「小さいけど強いんでしょ!?お父さんが良く言ってました!」

「お父
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ