第3話
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「これって…」
「と…とうとう来やがったか…!」
「物凄い気だね…」
地球の都市である東の都の方角を見つめる3人だが、次の瞬間に凄まじい衝撃波の余波に戦慄することになる。
「…………」
「お、お姉ちゃん…お父さん…来るよね…?」
緊張していた悟林は悟飯の弱気な発言に緊張が多少解れた。
「………あのねぇ、敵さんと向かい合う前にお父さんに頼ってどうすんの…」
呆れたように言うと悟飯は恥ずかしそうに笑った。
「ご…ごめんなさい…」
「大丈夫だよ、悟飯。この日のために一生懸命修行した。後は修行の成果をサイヤ人にぶつけるだけだよ。それに悟飯と一緒に編み出した切り札もあるんだから」
「う…うん……お姉ちゃんは怖くないの?」
「ん?怖いよ?でも…何でか分からないけど、わくわくしてる」
弟の問いに悟林はそう答えた。
強大な敵と戦うことへの恐怖は勿論あるのだが、同時に気分が高揚していく。
2人が話しているとサイヤ人が動き始めた。
「来る…!奴らはここに来るつもりだ」
「うん!」
「はい!」
3人は闘いに向けての準備をし、こちらに向かってくるサイヤ人達に備えた。
そして午後0時20分、鳥や動物達はこのただならぬ気配を敏感に察知し、この地を去り始めた。
「恐れることはない…俺達は1年前とは比べもんにならんほど強くなった…」
「うん!」
「は…はい!」
ピッコロが重りのマントとターバンを脱ぎ捨てると、こちらに向かってくる気を感知した。
「ピッコロさん、あっちから何か近付いてくるよ?」
「そのようだ…他にもまだこっちに向かってくる奴が…!」
「サ、サイヤ人って、ふ、2人だけじゃないの!?」
するとピッコロの近くに誰かが降り立ち、ピッコロ達は構えた。
「サ、サイヤ人!?」
「あーっ!クリリンさん!」
「やあ!久しぶりだなピッコロ…」
それは悟空の親友のクリリンであった。
「何だ貴様か…ふっふっふ…ここに何の用だ!?邪魔者にでもなりに来たのか!?」
辛辣な物言いだが、以前と比べれば刺がなく、クリリンは笑いながら口を開いた。
「そう言うなよ…これでも少しは腕を上げたんだからさあ」
「そのようだな…他にもここに来ようとしている馬鹿がいるようだが…?」
「ああ、きっとみんな来る。俺が一番ここの近くにいたんだ。」
「思い出した!亀仙人様の所にいた人…」
悟飯もようやくクリリンのことを思い出したようだ。
「ああ!クリリンだ。お前ら随分逞しくなったな!悟空のガキの頃みたいだぜ!」
「小さいけど強いんでしょ!?お父さんが良く言ってました!」
「お父
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