第2話
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飯、お父さんが悟飯にはかなりの力があるって私と修行する時に言ってたよ。」
「その通りだ。お前は気付いていないようだが、お前の秘めたるパワーは姉弟揃って相当な物だ!特にお前は姉よりも爆発力がある。だから修行でそのパワーを引き出し、有効に使えるようにしろ!」
「う…嘘だ…ぼ…僕、そんな力ない…」
「……でも悟飯、前に森に遊びに行って崖から落ちて岩にぶつかりそうになった時、岩を砕いてたよ?悟飯は覚えてないようだけど」
「だそうだ…何なら証拠を見せてやろう」
「なっ、何するのっ!?」
ピッコロが悟飯の頭を掴んで持ち上げる。
悟飯が痛がっているが、ピッコロは岩の方を向いた。
「ね、ねえ…ピッコロさん…何を…」
「証拠を見せてやるんだ」
「あっ!?」
岩に向けて勢い良く放り投げられた悟飯。
「わーーーっ!!お姉ちゃーーんっ!!」
「ご、悟飯ーーーっ!!」
「(さあ、秘めたる力を見せてみろ…!岩に叩き付けられるぞ!)」
次の瞬間、悟飯の顔付きが変わり、全身にエネルギーを纏ってのエネルギー波が岩に炸裂した。
「う、うわっ!?」
あまりの破壊力に悟林は吹き飛ばされそうになり、ピッコロの足にしがみついて何とか吹き飛ばされずに済んだ。
「す…凄い…悟飯…」
「(お…驚いた…こいつは想像以上だ…)」
大岩が跡形もなく消し飛んでいるのを見て悟林とピッコロは呆然となっていた。
「………」
「悟飯!凄い!凄いよ!時々凄いパワー出してたけど、これなら修行すれば絶対に凄く強くなれるよ!」
興奮しながら呆然としている悟飯の元に向かう悟林。
「(複雑な気分だぜ…俺は将来最も恐ろしい敵になるかもしれん奴を育てようとしている)」
「こ…これ、僕がやったの…!?」
「そうだよ悟飯!こんなに凄い攻撃出来るならお父さんとの修行に連れて行けば良かったなー」
「だが、それは一瞬だけだ。相当に感情が昂った時にだけ本来の秘めたる力を発揮する…しかしそれはほんの一瞬でしかない。それではお前にすら勝てん…この俺が闘い方を叩き込んでこいつを最強の戦士にしてやる。分かったな…」
「だってさ、良かったね悟飯」
「お、お姉ちゃん…でも僕…武道家になんかなりたくない…え…偉い学者さんになりたい…」
「あ、そうだった…悟飯の将来の夢は学者さんだったね」
弟の火事場の馬鹿力に感動してすっかり失念していた。
「なるがいいさ、ただし1年後にやってくる2人のサイヤ人を倒してからだ。奴らは地球人を絶滅させるつもりだ。そうなっては将来も糞もないだろ」
「だ…だって僕…怖い…」
今まで山奥と言う閉鎖的な場所で父母と姉に守られて愛情を注がれて生
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