第2話
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ゃんは女の子だぞ!?」
「女でもこいつはそこらの奴より強い。ラディッツの鎧に最初に傷を付けたのはこいつだからな」
「そ、そうなのか?」
亀仙人が悟林に尋ねると、悟林は頷いた。
「全然効かなかったけどね………ねえ、おじさん。私…強くなれるかな?」
「貴様は孫悟空の娘だ。強くなれるに決まっている」
断言するよう言うと悟林は決意をしてピッコロを見上げて頼み込んだ。
「おじさん、お願い。私に修行つけて」
「いっ!?」
驚愕するクリリン達だが、ピッコロは悟林を見下ろしながら口を開いた。
「父親に鍛えてもらっているようだが、俺はあいつのように甘くはない。それだけは覚悟しておけ」
「はい!!お願いします!!」
「ちょ…ちょっと悟林ちゃん!?流石にまずいんじゃないかしら…」
「う…うむ…悟空や母親のチチに聞いてからでないと…」
「そんな時間の余裕はない!」
「亀仙人のお爺ちゃん。お母さんによろしく言っておいて」
さらりと亀仙人にとんでもないことを言い放つ悟林であった。
「では1年経ったらこいつらと共に貴様らの家に行く。孫悟空が蘇ったら楽しみに待っていろと伝えておくんだな」
それだけ言うと、ピッコロは双子を抱えて飛び立った。
「あ…あ…!」
「………」
「知ーらない、私知ーらない!」
「悟空に鍛えてもらってる悟林ちゃんはともかく、弟の方は死んじゃうぞ…!運が良くても不良になる…!お…怒るぞ、悟空とチチさん…」
クリリンがピッコロが飛んでいった方向を見つめながら呟いたのであった。
そしてしばらくして、ピッコロが口を開いた。
「孫悟空の娘」
「何?」
「弟の方は本当に武術を教えられてないのか?」
「うん、お母さんも反対してたし、悟飯も怖がりだから。お父さんは残念がってたけどね」
「チッ、基本すら知らないのか…まあいい、やるならば徹底的にだ」
池のある場所に降り立ち、悟林はピッコロからするりと降りると未だに気絶している悟飯に声をかける。
「悟飯起きて、悟飯ーーーっ」
「いい加減に目を覚ませ、孫悟空の息子よ」
ピッコロも声をかけるが悟飯は目を覚ます気配がない。
「起きないね…」
「チッ!」
「あっ!?」
ピッコロは悟飯を池に落とし、それを見た悟林は慌てて悟飯を引っ張り上げた。
「ぶはっ!げほっ!げほっ!」
「大丈夫、悟飯?」
水を飲んだのか咳き込んでいる悟飯の背を擦ると、ようやく落ち着いたのか悟飯は悟林を認識した。
「はあっ、はあっ…お姉ちゃん…!?」
「ほら、悟飯。水から上がろう、あの人が私達を鍛えてくれるんだってさ」
「え!?
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