第1話
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「いいとも…こいつらが死んでも良ければ100人の死体を用意する必要はない。ただ…この星の人間共はどのみち近いうちに滅びる運命だぞ…今度の星を攻め落としたら次のターゲットはこの星に決めた!」
「い!?」
「な、何じゃと…!?」
「ふっふっふ…この星の奴らなど我々サイヤ人の3人にかかればたったの1ヶ月で絶滅出来るだろう。カカロットが今100人殺してみせても結局は同じことではないのか…?分かったなカカロット!どう足掻いても貴様はこの兄達の仲間に加わるしかないのだ!」
「こ…子供をか…えせ…!」
泣き喚く悟飯と抜け出そうと暴れる悟林に悟空が手を伸ばそうとする。
「いい返事を期待しているぞ!貴様のためにもだ!逆らおうなどとは考えても無駄だぞ!貴様の未完成な戦闘力では到底この兄には敵わんのだからな!」
「お父さーん!!」
ラディッツが双子を抱えながら空を飛ぶと、悟飯が泣きながら悟空に手を伸ばす。
「放してっ!放してってばっ!」
「ご、悟林っ!悟飯ーーーっ!!」
手を伸ばす悟空を嘲笑うように悟空とラディッツとの距離は離れていく。
「じゃあな!明日を楽しみにしているぞ!ふははははははっ!!」
高笑いしながらラディッツはカメハウスを離れていく。
「うわぁぁあーーん!お姉ちゃーん!」
同じくラディッツに捕まっている悟林に向かって、悟飯は一生懸命手を伸ばしたが、悟林は手を取って少しでも安心させたかったが、ラディッツに邪魔されて掴めない。
「悟飯っ、大丈夫だよ、お姉ちゃんが守ってあげるからね…っ」
ラディッツは目的地についたのか、丸い宇宙船らしき物の近くに降り立つと、悟林だけを地面に放り出し、泣き喚く悟飯を一喝した。
「うるさいぞ!いつまでもめそめそしおって!お前も勇敢なサイヤ人の血を引いてるんだぞ!同じサイヤ人とは言え男が女より気弱など恥もいいところだ!!この中に入ってろ!」
宇宙船の中に悟飯を放り込むと、ぴったりと閉じてしまう。
そこに走って行こうとした悟林の前にラディッツは立ち塞がる。
「悟飯を返してっ!」
「そんなに弟が大事か?」
「当たり前だよ!」
勢いをつけてラディッツの横を通り過ぎようとしても妨害されて吹き飛ばされる。
「……私達をどうする気なの?」
「カカロットが仲間になるならよし、そうでなければ殺す」
悟空が本当に仲間になると思っているのか。
父の人となりを幼いながら知っている悟林からすれば絶対に有り得ない。
兄というのは名ばかりの兄弟だ。
敵意を剥き出しにする悟林にラディッツは口元を歪めた。
「カカロットが俺達の仲間になるのなら、貴様もついてくるがいい。出来れば弟の子
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