第1話
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ずっと前に切れて無くなった!」
正確には神様に切られて二度と生えない処置を施されたのだが、ラディッツにはそこまで説明する義理は悟空にはない。
「何ということだ…!愚か者め〜…!道理で貴様がこの星の者共と仲良くしていられるわけだ…!」
「もういいっ!オラが他所の星から来た何とかって奴だろうが、おめえが兄ちゃんだろうが関係ねえ!!クリリンの言う通りだよ!そんな奴らは最低だ!!オラはここで育った孫悟空だ!とっとと帰れ!!」
「そうよそうよっ!」
「そう言うことじゃ…過去はどうあれ、今の孫悟空は誰よりも立派な地球人なんじゃ」
「悟空はな!この世界を救ったぐらいなんだぞ!帰れ帰れ!!」
悟空の言葉にブルマが同意し、亀仙人とクリリンも続くが、ラディッツは笑みを深めるだけだ。
「ふふふ…ところがそう言うわけにはいかんのでな…サイヤ人は元々少数民族だった上に惑星ベジータが巨大隕石の衝突で爆発してしまったのだ…。ほとんどのサイヤ人は宇宙の塵と消えた…俺達の父親や母親もな。残ったサイヤ人はお前を含めてもたったの4人しかいないのだ!この俺ともう1人は他所の星を攻めていて助かった。そして後1人はお前のように星に送り込まれていたのが幸いした…ついこの前、非常に高値で売れそうな良い星が見つかってな!そこを攻めたいのだが、3人ではちょっと苦戦しそうなんだ……そこで思い出したのがカカロットのことだ。お前はまだ戦闘力が完全ではないが、3人に加わってくれれば何とかなる…目を覚ませカカロット!楽しいぞ!サイヤ人の血が騒がんか!?」
「馬鹿言ってろ!そんなこと、オラ死んだって手を貸すもんかっ!!」
ラディッツがどれだけ言おうと悟空は従うつもりなどない。
そんな反抗的な態度を取る悟空にラディッツは腕を組みながら口元を歪めた。
「ふ…なるほどな…さっきから気になっていたのだが、後ろにいる2人はお前の子ではないのか?」
ラディッツが親指でブルマに庇われている双子を指差す。
「!!」
「ち、違うっ!!」
「惚けても無駄だ。あの尻尾は何だ?サイヤ人の血を引いている証拠じゃないか」
双子にはサイヤ人の特徴である尻尾が生えている。
サイヤ人であるラディッツに悟空の言葉は容易く破られた。
「何だってんだよっ!!」
「父親のお前がなかなか聞き分けが悪いでな。ちょっと2人を貸してもらうとするか…」
それを聞いた悟林はブルマの腕を抜け出して悟飯を守るように前に出た。
「ちょ!?悟林ちゃん!」
「お姉ちゃん!」
「ほう、流石に勇敢なサイヤ人の血を引いているだけはあるな」
目を吊り上げて威嚇する悟林にラディッツは笑みを浮かべた。
「悟飯に近寄るなっ!!」
「ふん
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