第1話
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悟林と悟飯が生まれて4年が経過し、2人は悟空に連れられた所には東の海に浮かぶ島の上に小さな家が建っている。
知る者は知る、亀仙人の家であるカメハウスだ。
そこに向かって一つの黄色い雲が飛んでいく。
黄色い帯を引き走っていく雲…筋斗雲は、カメハウスに辿り着くと、そのスピードを落とし…砂浜のすぐ上にぷかりと浮く。
筋斗雲の上に乗っていた人物が砂の上に立ち、中にいるであろう師匠と親友達に声をかけた。
「やっほーっ!」
すると、クリリン、ブルマ、亀仙人がカメハウスから出てきた。
「やあっ!」
娘を肩に乗せ、息子を抱きながら久しぶりの仲間に挨拶する。
「孫君!」
「悟空っ!」
久しぶりの再会に喜ぶ声が上がったのも束の間、ブルマの視線が2人の子供に向けられた。
「あらなあにその子達?」
「子守りのバイトでも始めたのか?いきなり2人なんて大丈夫なのか?」
「バイト?」
「バイトじゃねえよ。2人はオラの子だ」
悟空と悟林が互いに目を見合わせた後に悟空が2人の正体を暴露する。
「「「えええーーーーーーーっ!!!??」」」
「うわっ」
「おっと」
地面を揺るがすほどの大声に悟林は悟空の肩から落ちかけたが、咄嗟に悟空が支えることで落下は免れた。
「ありがとうお父さん」
「おう、そら、おめえ達、挨拶。」
「こんにちはっ!」
「こ、こんにちは……」
元気よく挨拶する悟林とは対照的に悟飯は小さくもしっかりと挨拶する。
「は、はい…こんにちは…」
「こっちの女の子は孫悟林、男は孫悟飯だ。」
「孫悟飯!?そうか、死んだ祖父さんの名前を付けたのか?」
「ああ」
「じゃあ、女の子は?チチさんが付けたのか?」
「それもオラだよ。おめえの名前をちょっとな」
「へ?」
「悟林(ごりん)…ああ、孫君とクリリン君だから悟林ちゃんね」
「な、何か照れるな…」
「何言ってんだ。おめえはオラの一番の仲間じゃねえか」
自分の名前が親友の子供の名前に使われているのは嬉しくもあり、照れ臭くもあった。
「し…しかしこいつはたまげたわい。ま…まさか悟空が子供を連れてくるとはの…」
亀仙人の呟きに内心同意しながらブルマは悟林と悟飯の前に立つと、屈んで目線を合わせる。
「2人共、今何歳かな?」
「4歳です」
「ぼ、僕も4歳です…」
「あらー、孫君の子供にしては礼儀正しいのね…それにしても悟林ちゃんって孫君やチチさんのどっちにも似てないわね」
「チチの奴がうるせえんだ。牛魔王のおっちゃんは、オラの父ちゃんか母ちゃんのどっちかに似たんじゃねえかって言ってたな…」
「ふ
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