邪神 ガタノゾーア
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らず、そのまま収束していき、ウィザードを穿かんと迫って来る。
一瞬だけウィザードの足が回避のために踏み込むが。
「避けられない!」
背後のいる煉獄の石像。
ウィザードは、サファイアからエメラルドの指輪へ入れ替える。
『ハリケーン プリーズ』
闇霧を吹き飛ばすように、風のウィザードが竜巻を巻き起こす。
さらに、ウィザーソードガンを銃の形態にする。
『ハリケーン シューティングストライク』
魔力を風の形として集約させた銃弾。
それは、闇霧を掃いながら、ガタノゾーアへ命中。その硬い甲殻に、爆発を与えた。
だが。
「何て頑丈な奴だ……!」
ガタノゾーアは、ほとんど怯まない。またしても咆哮とともに、ウィザードへ触手を放ってくる。
『ランド プリーズ』
ウィザードの姿が土のものになったと同時に、その四肢を縛り付ける触手。さらに、体への締め上げが、ウィザードの体を破壊していく。
「ぐあっ……!」
魔力が維持できなくなり、崩壊していくウィザードの体。頑丈さが自慢のトパーズの部位に、メキメキとヒビが走っていく。
「まずい……っ!」
その闇霧。
体に走る痛みから考えれば、その危険性は察せられる。
このまま浴び続けては危険だと理解、体を無理矢理動かす。
力強いガタノゾーアの肉体に対し、ウィザードは何とか、ホルスターの指輪を引っ張り出した。
『ドリル プリーズ』
体に宿る、回転の魔法。
それは、ガタノゾーアの拘束を振りほどき、そのままウィザーソードガンで銃撃。
ガタノゾーアの甲羅から火花が散るものの、明確なダメージにはなっていない。
さらに、触手がウィザードの首を絞めつける。
「ぐっ」
太くて丈夫な触手。
だが、物理に秀でた土のウィザードになっていることが幸いした。
「うおおおおおおおおおおおおおっ!」
声を荒げるウィザード。
すると、太い触手が音を立てて千切れた。
ガタノゾーアの悲鳴。
その隙に土のウィザードはガタノゾーアへ接近。
組んだ両手の振り下ろし。所謂ダブルスレッジハンマーで、ガタノゾーアの顎を叩く。
だが、ガタノゾーアの攻撃手段は触手だけではない。
甲殻類の鋏らしき部位が背後から襲ってくる。
『ランド シューティングストライク』
ウィザードは背後からの気配を察し、即座にトパーズの銃弾で応戦。
ファントムさえも爆発させる技だが、ガタノゾーアの部位には一時撤退以上の成果にはならなかった。
「やっぱり硬い……!」
さらに、振り向いたウィザードへ、触手のパンチ。それにより、大きく転がった。
「っ……!」
痛みながら、ウィザー
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