第三章
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「それでね」
「このままですね」
「やってくれるかな」
「わかりました」
咳餓鬼は江田原に笑顔で応えた。
「そうせてもらいます」
「それでお願いするよ」
「それでは」
江田原もこう応えた、そしてだった。
咳餓鬼は国会で盛んに発言し特に内閣総理大臣を攻撃した、だが。
その攻撃の内容はというと。
「政策について言えよ」
「スキャンダルばかりだな」
「その攻撃ばかりでな」
「政策への批判がないな」
「対案も出さないしな」
「今の野党はそうだけれどな」
政党自体でそうだというのだ、政策を出さず与党のスキャンダル追及ばかりで他は何もしていないというのだ。
「その中でも特に酷いな」
「しかもそのスキャンダルがな」
「もう結論出たものばかりで」
「マスコミが勝手にスキャンダルだって騒いでるのばかりだしな」
「忖度だの何だの言って」
「その実はな」
「そういうのばかりで」
事実がかなりあやふやなものでというのだ。
「中身なくてな」
「しかも危急の要件よりもって言い出すしな」
「政治の方が大事だろ」
「国会はスキャンダル追及する場所じゃないぞ」
「しかも元ネタ週刊誌って何だ」
「新聞ですらないのかよ」
「新聞も日朝とか日毎とか大概だけれどな」
それでもというのだ。
「週刊誌はないだろ」
「政策なき野党って言うけれどな」
「咳餓鬼は特に酷いな」
「言ってることも下品だしな」
「何だよ、あれ」
「首相はアメリカ大統領の犬とかな」
「言っていいことと悪いことあるだろ」
その発言についても指摘された。
「都合が悪くなったら腹壊すとかな」
「他にもあるしな」
「庶民派云々言ってもな」
「こいつ人間として最低じゃないのか」
「他にも自分の嫌いな相手普通にレイシストとか言うしな」
「こいつ元教師だろ」
「組合で活動していたらしいな」
それでというのだ。
「組合バックにして動いていたか」
「それで議員に当選したか」
「教師の組合って碌なものじゃないしな」
「日本の労働組合も変なの多いけれどな」
「活動家がいたりして」
「とんでもねえところ多いけれどな」
「教師のはな」
学校の教職員の組合はというのだ。
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