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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜王国の守護神〜
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「!おいっ、エレボニア帝国軍の背後に連合軍が突然現れ始めやがったぞ!?」

「クスクス、”第二段階”の始まりね♪」

一方モニターを見つめて何かに気づいたクロウは声を上げ、レンは不敵な笑みを浮かべながら宣言した。



〜ハーケン平原〜



一方その頃炎の海に包まれたエレボニア帝国軍の背後にステルス装置を切ったメンフィル・クロスベル連合軍、そしてヴァイスラント新生軍が次々と姿を現し始め、その上である空にも”モルテニア”を始めとした連合軍やヴァイスラント新生軍の戦艦や飛空艇、そしてレヴォリューションも次々と姿を現した。



〜ガルガンチュア1号機・ブリッジ〜



「背後にメンフィル・クロスベル連合軍だと……!?――――――観測は今まで何をやっていた!?」

映像端末に映るメンフィル・クロスベル連合軍を目にしたレリウス中佐は信じられない表情を浮かべて声を上げた後観測を務めている軍人に怒鳴り

「も、申し訳ございません……!ですが今まで何の反応も無く、連合軍が姿を現すと同時に反応が発生したんです……!」

レリウス中佐に怒鳴られた観測を務めている軍人は謝罪した後困惑の表情で答えた。

「そんな言い訳が通じるとでも――――――」

「―――彼をそう責めてやるな、レリウス君。あれも先程の”火計”同様カシウス中将の”策”の内の一つなのじゃろうからな。」

観測を務めている軍人になおも怒鳴ろうとするレリウス中佐にヴァンダイク元帥は重々しい様子を纏って指摘した。

「な―――――”剣聖”の……!?それは一体どういう事ですか……!?」

「恐らく儂らが今まで連合軍の存在を悟れなかったのは、カシウス中将がかつて”リベールの異変”にて”導力停止現象”に対抗できる装置を開発させたように、”この時が来ることに備えて予めZCF―――――ラッセル博士達に姿を消せるかつこちらの観測を誤魔化せるような新型の装置の開発をさせた”のじゃろう。――――――それよりもこのままじゃと連合軍と王国軍による挟み撃ちに遭ってしまう。だが、”火計”の状況に陥っている地上の我が軍の今の状況に連合軍が迫れば、連合軍とて大きな被害は免れんじゃろうから地上の連合軍は今の我が軍に迫ることはせんじゃろう。……地上の戦友達には酷ではあるが、連合軍の”火計”の炎を連合軍に対する”壁”にし、ハーケン門の突破を強行させるのじゃ!”火計”で戦力や士気が落ちているとはいえ、我らの戦力ならば王国軍を押し通る事くらいは可能じゃ!”空”の部隊はハーケン門に急行し、空爆で速攻でハーケン門を陥落させよ!退路を連合軍に抑えられてしまった以上、連合軍が帝国軍に追いつく前に何としてもメンフィル帝国の大使館を抑えなければならぬ!」

「イエス・コマンダー!!
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