第八話 悪い男の見分け方その五
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「そのあまりもの屑さにね」
「好きでも」
「気持ちは何時か冷めるわ」
「そうなるものなのね」
「当たり前よ、その屑さばかり見ていたら」
それならというのだ。
「幾ら好きでもね」
「気持ちが冷めて」
「そいつの本質が見える様になってね」
そしてというのだ。
「別れるけれど」
「ああ、その後で思うのね」
富美子はここでスマートフォンから完全に離れた、そしてだった。
自分もビールそしてコップを手に取ってビール缶を開けてからビールをコップに入れた、そうして一口飲んでから姉に行った。
「何であんなのと付き合ったのかって」
「それで後悔するものよ」
「だからなのね」
「もうね」
最初からというのだ。
「屑男、ダメンズとはね」
「付き合わないことね」
「あのね、思いやりが全くなくて恩知らずだと」
そんな男だと、というのだ。
「あんたが何をしてもよ」
「感謝しないで」
「あんたに何もね」
それこそというのだ。
「返さないわよ」
「何もなのね」
「愛情もね」
「それもなの」
「そうした奴って自分しかないし」
姉はさらに話した。
「自分が無闇に偉いってね」
「思っていて」
「何かしてもらってもね」
それでもというのだ。
「当然ってね」
「思うから」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「最初からね」
「好きにならないことね」
「世の中いい人もいればね」
「悪い人もいるわね」
「そして悪い人、ここで言う屑とはね」
「付き合わないことね」
「そうよ、最初からね」
「その見極めも大事ね」
「いい人と付き合って」
彼氏にしてというのだ。
「長くね」
「お付き合いすることね」
「それが大事よ」
「そういうことね」
「いい?外見よりもね」
姉は飲みつつ話した。
「性格よ」
「ぱっと見た目で選ぶな」
「そう、じっくり見て」
その本質までというのだ。
「一度の合コンでわからないなら」
「何度もなのね」
「見てお話をしてね」
「見極めることね」
「世の中本当に屑はいてさらにね」
その言葉を続けた。
「屑と呼んでもね」
「まだ酷いの」
「そう呼ぶにも値しない」
屑とさえ、というのだ。
「腐れ外道もいるのよ」
「そうなのね」
「そんな奴と見たら付き合っても」
「例え好きでも」
「大変なことになるわよ」
「屑には惚れるなってことね」
「人を見る目も大事よ」
妹にこのことも話した。
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