第四百十話
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第四百十話 晩ご飯の時は
美樹は夕食の時にリビングに戻ってそこで家族揃って夕食を食べようとした。だが弟がその彼女を見て尋ねた。
「お姉ちゃん眠い?」
「ちょっとね」
美樹は弟にその通りだと答えた。
「眠いわ」
「そうなのね」
「プール行ってお風呂に入って」
そうしてというのだ。
「それでね」
「疲れてるんだ」
「勉強もしてたし」
「それで余計になんだ」
「ええ、疲れてるかって聞かれたら」
弟にさらに答えた。
「やっぱりね」
「疲れてるんだね」
「そうだと思うわ」
「疲れてるなら早く寝なさい」
母が優しい声で言ってきた。
「食べて歯を磨いたらね」
「それでなの」
「寝たらいいわ」
「それじゃあね」
「そうするわね」
「ええ」
美樹は母にも答えた。
「そうするわ」
「そう、夜眠かったらね」
「すぐに寝ることね」
「そうしたらね」
それでというのだ。
「ゆっくり寝られるから」
「いいのね」
「そう、ゆっくり寝られて」
そしてというのだ。
「休めるわよ、それで起きたらね」
「その時は」
「すっきりしてるわよ」
娘に笑顔で話した。
「だからね」
「早く寝ることね」
「そう、夜眠いと」
「じゃあそうするわね」
「今七時だけれどそれだったら遅くても九時にはね」
その時にというのだ。
「寝ればいいわよ」
「いつも十時か十一時に寝てるけれど」
「九時に寝ればいいわ」
遅くてもとだ、こう言ってそうして美樹は実際に寝た。食べて歯を磨いて少しゆっくりして八時半にはそうした。
第四百十話 完
2021・10・11
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