第四百八十三話 強くなろうともその十一
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「頼りきりになることはのう」
「いけないわ」
「わし等も策を出して」
「こうしてよ」
「戦うことじゃな」
「そう、そして」
そしてというのだ。
「この通りね」
「怪人達を倒していくことじゃな」
「このままね。それと姉さん」
隆景はここでだった。
遠くにいたカメバズーカの額を射抜いて倒してから姉に話した。
「遠くから攻めようとする敵は任せて」
「今の様にじゃな」
「そうして」
「わかっちょる」
元春はバットでスミロドーンを倒してから応えた。
「わしはわしでじゃ」
「近くにいる敵をね」
「しごうちゃる」
つまり戦って倒すというのだ。
「そうしたるけえ」
「お願いね」
「空は任せて」
ここで宗茂が出て来てだった。
空から来る敵を射抜いて倒した、そうして二人のところに来て話した。
「そちらは私が受け持つわ」
「そうしてくれるのね」
「ええ。だから二人は陸に専念して」
そこにいる敵にというのだ。
「いいわね」
「わかったけえ、ならじゃ」
「この場は三人で戦いましょう」
「こうして」
宗茂はまた言ってだった。
空から来る敵を倒していった、三人は一体となって戦っていた。
その彼等を見てだった、サポートの場にいる宗麟は言った。
「順調かしら」
「ええ、問題ありませんわ」
義元は宗麟に優雅に茶を煎れつつ話した。煎れているのは茶道の茶であるが煎れ方は実に見事なものである。
「戦局は」
「このままでいいのね」
「お疲れの方は」
そうした者はというと。
「こちらに下がって頂いて」
「そのうえでなのね」
「ゆっくりと休んでもらいますわ」
「そして体力を回復してもらうのね」
「その通りですわ」
まさにというのだ。
「その準備も整っていますわよ」
「ああ、そっちも万全だ」
直家も言って来た。
「もう後はな」
「どなたが来られてもですわね」
「思う存分食えて飲んでな」
そしてというのだ。
「休めるからな」
「だからですわね」
「是非な」
まさにというのだ。
「休め」
「そうしながらですわね」
「戦うことだ、その為にだ」
「食べものも飲みものも用意していますわね」
「医療品もな」
こちらもというのだ。
「そうしてるからな」
「だからですわね」
「無理はしないことだ」
それは絶対にというのだ。
「本当にな」
「そうね、悪いけれど姉さんに撤退させられたわ」
負傷した信繁がここで来た。
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