第四百八十三話 強くなろうともその九
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「その分だよな」
「そう。戦うだけ」
謙信も言ってきた、二人共手には木刀がある。
「そして倒すだけ」
「謙信ちゃんよ、背中預けたぜ」
「私も背中を預けたわ」
「それじゃあな」
「一緒に戦っていきましょう」
二人もこう話してだった。
戦った、文字通り息の合った戦いを見せる。
その中心にはライダー達がいる、ビルドは自ら戦いながら仲間達に告げた。
「このまま今は横に並んでな」
「そうしてなのね」
「戦っていこうな」
こう信奈に話した。
「そうしような」
「横一列ね」
「そして敵に穴が出来れば」
その時にというのだ。
「俺達は突っ込むな」
「そうするのね」
「ああ、敵の穴にな」
そこにというのだ。
「一気に突撃して」
「多くの敵を倒すのね」
「そして敵の中を突っ切って」
そうしてというのだ。
「敵の大群を突き破ったら」
「その後で」
「引き返してな」
「また突撃を行うのね」
「そしてまた敵の大群を倒すな」
そうするというのだ。
「敵の陣形を二度突き破る」
「そうすれば敵はかなり崩れるわね」
「そうなるだろ、だからな」
「そこでなので」
「攻撃に出る」
敵を散々に乱してというのだ。
「いいな」
「わかったわ、桐生さん達に任せるわ」
信奈はバットを縦横に振るい怪人達を薙ぎ倒しつつ応えた。
「ここはね」
「それじゃあな」
「それで私達はね」
バットだけでなくだった。
信奈はボールも出した、それも投げて攻撃しつつ言った。
「こうしてね」
「ボールも使ってだよな」
「戦っていくわ」
「信奈様サッカーボールもいいですよ」
光秀はそれを蹴って攻撃を加えつつ言った。
「威力があって」
「あとラグビーのボールもね」
「かなりの効果がありやがりますですう」
「そうよね、じゃあね」
「どんどん攻めていきましょう」
「ゴルフのクラブもいいですよ」
信行はそれを使っていた。
「いや、僕も結構戦えるんだね」
「無理はしないでくれ」
隣から長政がかなり大きな八角の木刀を振り回しながら言ってきた。
「心配だ」
「そうだね、好きな人を心配させたらいけないね」
「そうだ、だから無理はするな」
「わかってるよ、程々に戦うよ」
「先は長いからな」
「思えば武器は存外あるものだ」
義景は化学薬品を投げつつ言った。
「学園にはな」
「そうです、実は学園は凶器の宝庫です」
マッドローグが言ってきた。
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