ハーケン会戦〜剣聖の策の始まり〜
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”の実行やエレボニアの皇族たるアルノール皇家の方々に逆らってまでエレボニアに戦争を強行させた責任を取るつもりじゃ。――――――その後はメンフィル・クロスベル連合と和解するなり、メンフィル・クロスベル連合に降伏してエレボニアを滅ぼすなり殿下達の好きになされてください。」
「が、学院長………」
「そこまでするくらいの責任を抱いているんだったら、今ここで侵略を止めて”鉄血宰相”達に逆らいなさいよ……そもそも、”鉄血宰相”自身を殺した所で”全ての元凶”は滅ぼせないわよ。」
「……!学院長、今までの活動でエレボニアの歴史の裏に隠されていた”真実”を知る事ができたんです!その”真実”はこの戦争にも深く関わっているんです!ですから、せめてリベールに侵略する前に私達の話を聞いてください……!」
ヴァンダイク元帥の悲壮な決意を知ったその場にいる全員が血相を変えている中トワは悲痛そうな表情を浮かべ、呆れた表情で呟いたセリーヌの言葉を聞いてある事を思い出したエマは真剣な表情を浮かべてヴァンダイク元帥に話しかけたが
「……悪いが皆と話せる時間はここまでじゃ。連合や儂らのリベールへの侵略を知ったメンフィルが異世界にある本国から援軍を呼び寄せてくる前に一刻も早くハーケン門を落とし、ロレント市郊外にあるメンフィル帝国の大使館を制圧しなければならないのじゃからな。――――――ああそれとクレイグ達”第四”は帝都の防衛を任せている関係で今回の作戦にはクレイグ達”第四”は同行しておらぬから、クレイグ達には儂らが今から行う”悪行”はさせないからその点に関しては安心するといい、エリオット君。」
「父さん達”第四”は帝都の防衛に……」
ヴァンダイク元帥は聞く耳を持たず話を続け、ヴァンダイク元帥から聞いたある事実を知ったエリオットは呆けた表情を浮かべた。
「――――――それではの。この戦争を乗り越えた君達Z組――――――いや、トールズの”道”はどのような”道”になるかわからぬが、どんな形であれその”道”が君達が決めた”道”ならば儂はギリアスと共に堕ちる煉獄より応援しておるよ。」
そしてヴァンダイク元帥はアリサ達に微笑んだ後通信を切った。
「……学院長は今回の戦争で最初から死ぬつもりだったみたいだね。」
「うん……多分学院長はメンフィル帝国の”本国”からの支援を封じる事で今の追い詰められたエレボニア帝国の状況を逆転させる事もそうだけど、ギリアスのオジサンを殺した後オリヴァルト皇子達――――――エレボニア帝国とメンフィル・クロスベル連合との交渉を有利にする為にもリベールにあるメンフィル帝国の大使館を抑えるつもりなんだろうね〜。」
「すぐに学院長――――――ガルガンチュア1号機に連絡して!」
「は、はい……!………――――
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