暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜剣聖の策の始まり〜
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―――――今のわたくしの話を聞いてもなお、歩みを止めないのですか。でしたらこれが”最後の警告”です。――――――今すぐリベールへの侵略を中止し、エレボニア帝国に戻りなさいっ!!これは帝位継承者の一人であるアルフィン・ライゼ・アルノールたるわたくしの”勅命”でもありますわっ!!」

エレボニア帝国軍の様子を見たアルフィンは静かな表情で呟いた後真剣な表情を浮かべてエレボニア帝国軍に”勅命”をしたが、エレボニア帝国軍は歩みを止めずハーケン門へと進み続けた。

「…………それが貴方達の”意志”ですか。――――――ならばここからはわたくしもメンフィルへの償いの為、大恩あるリベールを守る為、そして何よりも祖国であるエレボニアに大罪を犯させない為にも”一切の容赦をしません!”」

エレボニア帝国軍の様子を見たアルフィンは一瞬悲しそうな表情を浮かべた後決意の表情を浮かべて宣言するとアルフィンの映像は消えた。



〜レヴォリューション・甲板〜



「今の帝国軍がわたくしの言葉にも耳を貸さない事はわかっていました………そしてわたくしもリィンさん達と共にエレボニアの為にもこの戦争、エレボニア帝国軍を敗戦させる決意もして、既に今までもこの手でエレボニア帝国軍に所属する方々を葬ってきました……ですが……それでも……それでも”今から行われるエレボニア帝国軍が虐殺される戦い”は止めたかったですわ……」

「姫様…………」

ステルス装置で姿を消しているレボリューションの甲板ではエレボニア帝国軍への宣言を終えたアルフィンは辛そうな表情で肩を落とし、その様子をエリスは心配そうな表情で見つめた。

「……やはり、避けられなかったか。――――――ロゼさん。」

「うむ――――――妾の方もいつでも放てるぞ。」

アルフィンの様子を複雑そうな表情で見つめたリィンは表情を引き締めてロゼに視線を向け、視線を向けられたロゼは頷いて答えた。

「わかりました。――――――こちら、レヴォリューション。”炎”の準備は整いました。」

ロゼの答えを聞いたリィンは通信機でどこかに通信をした。



〜同時刻・メンフィル帝国軍旗艦・モルテニア・甲板〜



「こちらはいつでも行けます、セシリア将軍。」

「了解しました。――――――モルテニア、”炎”の準備は整いましたわ。」

一方その頃戦場には見えないようにシェラ達が使っていた装置と同じ装置――――――”開発されたばかりの新型のステルス機能”で姿を消しているメンフィル帝国軍の旗艦である”始まりの船モルテニア”の甲板では足元に巨大な魔法陣を展開しているペテレーネが傍にいるセシリアに声をかけ、声をかけられたセシリアは通信機でどこかに通信をした。



〜同時刻・メンフィ
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