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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結
14-?
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ら、治らないわよ」

「ウン ベッドね お父さんの匂いがする 何だか、幸せだった でも、少しお酒臭いけどね」

「そう ごめんね 急いでいたから・・ 我慢して」

「みすずさん 今日は、清音ちゃん このまま、泊めてあげて 後で、私の特製の風邪の特効薬 飲ませておくから、もう、治ると思うしね」

「そうですね じっくり、休んだ方がいいですよね 清音 張り切るのはいいんだけど、無理しすぎ」

 私は、お店を閉めるのを晋さんに任せて、少し早い目に上がらせてもらった。家に戻ると、光瑠と明璃ちやんが、リビングに居た。蒼とお父さんとでお酒飲んでいたみたい。そして、清音も毛布を肩から掛けて・・。

「あら 光瑠 もう、帰ったと思ってた、明璃ちやんも・・早く、あがってもらったじゃあない」

「うん 蒼君と久し振りだしね クリスマスじゃぁない 武君に焼いてもらったんだ コレ でも、ちゃんとお金払ったよ」と、光瑠も珍しく飲んでいた。机には、スペアリブの残骸の骨が乗っていた。

「そりゃ いいんだけど、清音 まだ、スペアリブはきついんじゃぁない?」

「食べてないよ お父さんが オムレツ作ってくれたんだもの もう、元気になった」

 その後、二人は、帰って行ったが、私は、清音の額に手をやって

「うん 熱はもう無いみたいだね」

「もう 楽になったよ おばぁちゃんが、帰る時、作ってくれたの 効いたんかなぁー ねぇ お父さん 山椒の黒焼きってあるの? おばぁちゃんが、りんごのすりおろしと私市のハチミツに栃木の山椒の黒焼きの粉って言ってたよ」

「うー 栃木って言っていたのか?」

「うん 栃木の鬼怒川の奥の方だって 確か」

「清音 それはな 多分 山椒魚の聞き間違いじゃぁ無いか」

「お父さん? 山椒魚って・・ヤモリみたいな奴?」

「うん 似ているかもな」

「山椒魚って 天然記念物なんでしょ そんなの手に入るの?」て、私、思わず聞いてしまった。

「大きなものはな あの地方では、昔から、黒焼きにして、強壮とか疲労回復の薬としているというのを聞いたことがある。もっとも、小さいものだろうけど・・粉末とか、そのまま酒に漬けたりして食べるそうな」

「ゲェー あの粒の山椒じゃぁないのー そういえば、少し嫌な臭いがした ゲェー お姉ちゃん 今晩 又 熱が出るかも・・」

「何言ってんの 良かったじゃぁ無い 元気になったんだから それに、普通じゃぁないもの、お召し上がりになられたんだからね」

「お姉ちゃん 妹がゲテモノ喰いだって ウワサになったら困るでしょ」

「バカ 薬だよ ワシはそろそろ風呂に入って、二階で寝るよ」と、お父さんが言いだした。

「お父さん ごめんね 占領しちゃって」と、清
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