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オズのラゲドー氏
第九幕その十一

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「エジプトの神様、関羽さんや四霊獣に斉天大聖こと孫悟空さん」
「そうした神々もいるね」
「他にも沢山の神様がいますね」
「そうだね、この前神社に行ったよ」 
 日本のとです、前ノーム王はお話しました。
「そしてそこでもだよ」
「神様にお会いしたんですね」
「日本のね」
「どんな神様ですか?」
「元は人間で豊臣秀吉さんといったよ」
 その人だというのです。
「何でも昔は普段は羽柴藤吉郎という名前だったそうだよ」
「ああ、お猿さんみたいなお顔の人ね」
 すぐにです、ビリーナが言ってきました。
「知ってるわよ」
「君もなんだ」
「ええ」
 こう前ノーム王に答えます。
「私もその神社行ったことあるし日本じゃ有名人だから」
「それでだね」
「陽気で気さくで愛嬌があってね」
「妙に好きになる人だね」
「あの人は人たらしよ」
 こうも言うビリーナでした。
「本当にね」
「天下無双のというね」
「流石にオズマやドロシーには負けるけれどね」
「モジャボロ氏位にはね」
「人に好かれるわね」
「そうした人だね」
「もう人に好かれることなら」
 それならとです、前ノーム王は言いました。
「あの人はね」
「かなりのものだね」
「それに頭の回転も早いのよね」
「凄くね」
「それであの人もね」
「神様だね」
「何か外の世界の日本で神社に祀られたから」
 それでというのです。
「神様になったから」
「だからだね」
「それでね」
 その為にというのです。
「オズの国では神様なのよ」
「そうだね」
「日本はそうした人が多いわ」
「神様になった人はだね」
「オズの国にいる人達でも」
「秀吉さんだけじゃないね」
「織田信長さんや徳川家康さんもそうで」
 この人達も神様だというのです。
「武田信玄さんや上杉謙信さんもよ」
「そうした人達もだね」
「兎に角神様になった人がね」
「多い国だね」
「それでオズの国にも来ているのよね」
「そうだね」
「ちなみに私秀吉さんと仲良しよ」
 ビリーナはこのこともお話しました。
「お会いしたらいつも一緒に遊んでいるの」
「へえ、そうなんだ」
「楽しくね。あんな面白い人もいるから」
 秀吉さんの様なというのです。
「オズの国はいいわね」
「全くだね」
「それじゃあね」
「うん、さらにね」
「先に進んでいきましょう」
「そうしていこう」
 こうお話してです。
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