第四百八十三話 強くなろうともその六
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「桐生さんと万丈さんです」
「そうなるな」
「私達ですとやはりこの四人の方で」
「ライダーだとお二人だな」
「そうなります、扇には要が必要で」
それでというのだ。
「まさにです」
「その扇の要がだな」
「お二人です」
「そうなるな」
「ああ、俺も同じ考えだ」
桐生もその通りだと答えた。
「俺と龍我を軸に置いてな」
「そうしてですね」
「やっていこうな」
デストロンの怪人達との戦いをというのだ。
「そうしていこうな」
「それでは」
「戦略戦術も考えていこう」
「さて、資金は問題ありませんわ」
義元は笑って話した。
「わたくしに信奈さん、信玄さん、謙信さん、氏康さん、毛利家や島津家の方々と資産家の方は多いので」
「正直食べものは飲みものは医療品の問題はないわ」
氏康も言ってきた。
「それぞれのお家が出し合えばね」
「何でしたら高級食材でのお料理も用意しますわ」
「そこまではいいさ、普通の食材でな」
猿渡が笑って応えた。
「別にな」
「構いませんの」
「ああ」
やはり笑って応えた。
「普通の食材でどっさりでな」
「そうですのね」
「無理しなくていいさ」
金を出すことについてというのだ。
「誰もな」
「遠慮は無用でしてよ」
「ああ、けれどな」
それでもというのだ。
「そんなにな」
「いらないですの」
「大事なのは量だからな」
それの問題だというのだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「ああ」
まさにというのだ。
「食材や調味料は高いものじゃなくてな」
「普通のもので」
「そうだな、食材を選ぶのは」
ここで猿渡は一同を見回した、そしてその後で元康を見てそのうえで彼女に対して笑顔で話したのだった。
「元康ちゃんが選んでくれるか」
「私がですか」
「金使いしっかりしてるからな」
だからだというのだ。
「頼むな」
「元康さんだとケチり過ぎますわよ」
「そうよ、竹千代は私以上のケチよ」
信奈も言ってきた。
「それこそ食材なんてね」
「半額とかばかりですわ」
「あと大根の葉とかお魚のアラとかね」
「そうしたものばかりで」
「物凄いことになるわよ」
「そう言われるとな」
猿渡にしてもだった。
「極端だな」
「そうでしょ」
「大根の葉とか魚のアラは実は美味くて栄養があるけれどな」
だからいいというのだ。
「捨てるには勿体ないさ、けれどな」
「そうですわね」
「あまりケチケチする必要ないんだよ」
「私もそうですけれど」
光秀も言ってきた。
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