第四百八十三話 強くなろうともその四
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「本当に」
「そうだよな、けれどな」
「かなりですか」
「今の時点でそうだからあと少し訓練を積めば」
その時はというのだ。
「この娘も皆もな」
「そこまで、ですね」
「戦える様になっている」
石動は言い切った。
「もう一人で一体の相手は出来る」
「そして勝てますか」
「ああ、それであと少しでな」
「数体の怪人もですか」
「一撃だ」
それが出来る様になるというのだ。
「間違いなくな」
「そうですか」
「だからな」
それ故にというのだ。
「訓練はな」
「これからもですね」
「していこうな」
こう言うのだった。
「いいな」
「それでは」
宗茂も頷いて応えた。
「そうさせて頂きます」
「宜しくな」
「そしてですね」
ねねがここでまた言ってきた。
「ねね達はご飯をですね」
「ああ、沢山作ってくれるか」
「そうさせてもらいます」
石動に笑顔で応えた。
「これからも」
「そっちも頼むな」
「任せてもらいます」
「そういうことでな」
「そして石動さんはですね」
「俺も料理作るけれどメインはな」
それはというと。
「やっぱりな」
「コーヒーですね」
「そっちだからな」
だからだというのだ。
「任せてくれよ」
「コーヒーについてはですね」
「美味いの出すからな」
「私達お茶好きな人多いですが」
光秀がやや空気を読まない感じで言ってきた、だが誰もそのことは気にしないで彼女の話を聞いていた。
「石動さんのコーヒーは美味しいですう」
「じゃあ紅茶はどうだ?」
「そっちもですう」
「じゃあどっちも出すな」
「注文があればですね」
「楽しみにしておいてくれよ」
「そうさせてもらいます。ライダーの方の言葉でしたら」
光秀はここでこう言った。
「氷室さんのファッションセンス以外は絶対に信頼出来ます」
「おい、俺のそれだけは駄目か」
「氷室さん、本気で尋ねる」
義景は彼に真顔で問うた。
「七色のマントと金色のスーツの組み合わせは何だ」
「恰好いいだろ」
「何かがおかしい」
やはり真顔で言う義景だった。
「スーツにマントもあれだが」
「そんなの何処で売っているでおじゃるか」
近衛も真顔であった。
「いや、氷室殿は信頼出来る方でおじゃるが」
「あんたもそう言うのか」
「そのファッションセンスについては」
「私も結構奇抜だって言われるけれどね」
信奈も同じ顔であった。
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