第四百八十三話 強くなろうともその三
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「それでね」
「今だってな」
「仲がいいわよね」
「しょっちゅう何かあるっていうけれどな」
「この二人実はそうなのです」
光秀が万丈達に言ってきた。
「所謂強敵と書いて、です」
「ともって読むんだな」
「そうした関係なんです」
「だからいつもお互いを気にかけてるんだな」
「そうでやがるんです」
「成程な」
「その絆の強さがあまりにも強くて」
信玄の妹の信繁も言ってきた。
「私達も困っています」
「二人の間に入られなくて」
「はい」
紗羽にもその通りだと答えた。
「どうにも」
「それは確かに困るわね」
「どうしたものかと」
「しかしその絆が連携のよさになっている」
官兵衛はこのことは事実とした。
「だからだ」
「それで、ですよね」
「僕達はこのことを活かしてだ」
「作戦を立てていくべきですね」
「そうなるな」
「そうですよね」
半兵衛は官兵衛のその考えと言葉に頷いた。
「やっぱり」
「そうだな」
「作戦だけれどな」
桐生が二人に応えた。
「俺も考えていくからな」
「はい、頼りにしています」
半兵衛は桐生に極めて真面目な声で応えた。
「桐生さんの作戦は」
「そんなにいいか?」
「私達より遥かに素晴らしいです」
「これ程とは思っていなかった」
半兵衛だけでなく官兵衛も言ってきた。
「どんどん言って欲しい」
「そして私達に教えて下さい」
「そこまで言ってくれると嬉しいな」
桐生にしてもだった。
「本当に。それじゃあな」
「これからもですね」
「色々と策を出してくれるな」
「そうさせてもらうな、そしてな」
そのうえでというのだ。
「一緒にな」
「デストロンと戦いますね」
「そしてだな」
「勝とうな、皆かなり強くなっているしな」
それ故にというのだ。
「このまま強くなっていくとな」
「これまで本当に何人かで戦って一体をやっとでした」
宗茂が言ってきた。
「倒せるといった状況でした」
「宗茂ちゃんならです」
ここで言ってきたのは宗麟だった。
「プロレスラーでも勝てるんですが」
「人間が相手だからな」
石動が応えた。
「出来るな」
「はい、ですが」
それがというのだ。
「怪人相手ですと」
「この娘を含めて何人かで向かってな」
「それで、です」
「一体がやっとだったな」
「はい」
そうだったというのだ。
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