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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百八十三話 強くなろうともその二

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「お好み焼きは大阪のものだ」
「美味しいでしょ」
 徳千代は今はきし麺を食べているがそれでもと言った。
「大阪のも」
「それはのう」
 元春も否定しなかった。
「かなりのものじゃ」
「それに広島の方もね」
 こちらもというのだ。
「かなりよ」
「美味しいんじゃな」
「どちらもね」
「ならあれか」
「ええ、張り合うこともね」
「ないか」
「そう思うけれどね」
 きし麺を義和以上に勢いよく食べつつ述べた。
「私としては」
「そうなんじゃな」
「どちらでもいいのじゃ」
 梵天丸はそうした考えだった。
「我にとってはな」
「それはどうしてかしら」
「仙台だとそうだからだ」
 それでとだ、隆景に答えた。
「お好み焼きはあってもな」
「郷土料理ではないのね」
「仙台はタン塩や笹かまぼこだ」
 そうした料理だというのだ。
「あとホヤもあるぞ」
「あの海の幸ね」
「くくく、ホヤは美味いぞ」
 梵天丸は笑ってこうも言った。
「一度食せば忘れられぬ位にな」
「ああ、ホヤな」
 桐生はその海の幸のことを聞いて言った。
「あれは美味いな」
「桐生さんはホヤを食べたことがあるのだな」
「あるから言うんだよ」
 今の様にというのだ。
「美味いってな」
「そういうことだな」
「あの匂いも美味いってわかったらな」
「よい匂いだな」
「かなりな」
「だからこそホヤも食うのだ」
 梵天丸はさらに言った。
「さすれば健康な身体も維持出来るぞ」
「ならな」
 信玄は梵天丸のその言葉を聞いてこう言った。
「謙信ちゃんが食うべきだな」
「私がなのね」
「体力低いのは事実だしな」
 このことが見て取れるというのだ。
「だからな」
「よく野菜ジュースや牛乳を飲んでいるけれど」
 そうしたもので栄養を摂っているというのだ。
「ホヤもなの」
「食が細くてもちゃんと食え」
 謙信に強い声で言った。
「さもないとあたしと満足に戦えないだろ」
「それなら」
 信玄と戦うと言われてだ、謙信も確かな顔と声で頷いた、そうして信玄に顔を向けてそのうえで述べた。
「是非ね」
「ああ、そうしろよ」
「そうさせてもらうわ」
「この二人仲いいよな」
「ええ、連携でも息が合っていて」
 万丈も紗羽もその二人を見て言った。
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