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下馬評を覆し
第四章
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ックスのものだと、そしてヤクルトに彼が打てるものかと。最早シリーズは決まると思っていたが。
 高橋は毎回ランナーを背負いながらも踏ん張った、その目は死んでおらず生きていた。彼はどれだけピンチになっても毅然として投げ続け。
 打たんとするオリックス打線を封じ何かと騒ぐオリックスファン達を黙らせた。そうしているうちにだった。
 六回ワンアウトまで完全試合であった宮城をだった。
 八回遂に捉えた、ワンアウトから西浦直亨がフォアボールで出塁した、ここでツーアウトとなりやはり宮城攻略は無理かと思われたが。
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