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下馬評を覆し
第一章
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、オリックスと」
「あっちの方が有利と言っていますが」
「それでもですか」
「その実はですか」
「そうだ、互角だ。そして互角ならだ」
 高津はさらに言った、その目も声も動じてはいない。選手達をその目と声で正対しそのうえで語っていた。
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