第一章
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理だな」
「敦夫君は戦わないの」
「俺じゃ絶対に勝てない相手だよ」
小宮山は言い切った。
「だからな」
「でも空手四段で骨法もやってるのに」
「プロレスラーで酒乱で勝てる奴なんかそうそういるか」
「いないの?」
「警察に協力しても俺一人じゃ絶対に取り押さえられない」
暴れる寸前の彼女を見て話した。
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