第一部 1977年
帰郷 その2
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男に書類を渡されていた
「榊君、この他にも、《例》の資料を持ってきてくれ」
榊と呼ばれた若い男は、カートに資料を取りに向う
マサキは、《例》の資料について訊ねた
NATO案による、白ロシア・ミンスクハイヴ攻略作戦仮計画書、だという答えが返ってきた
「ソ連にまで行って、ゼオライマーのテストでもするのか」
初老の男は、笑いながら答える
「話が早い。それもあるが実は、その気に乗じて欧州戦線において我が国の立場を明らかにしたい
その為のミンスクハイヴ攻略作戦の《観戦》だよ」
話をしている内に、榊が戻ってきた
「大臣、《例》の資料を持って来ました」
厚いB4判の封筒に入った資料が、彼の手に渡された
「一旦、休憩にしましょうか」
左手にはめている自動巻きの時計を確認すると、時間もなく正午であった
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